須坂市動物園で動物たちと戯れる。小規模ながらも展示の工夫が感じられ、動物たちとの距離感が近く、期待以上によかった
須坂市動物園にやってきた。
名前の通り長野県は須坂市にある動物園だ。臥竜公園の一角に動物園があった。
温泉のサウナでテレビを見ていたらたまたまこの須坂市動物園が特集されているのを見て、楽しそうだから行ってみることにしたのだ。
60周年ということで、なかなか歴史のある動物園のようだ。
南口の方の駐車場に車を駐めて、入園する。
入園料は、
- 大人 200円
- 小・中学生 70円
- 未就学児 0円
と激安!である。
南口から入ってすぐには遊具が置かれている公園になっていた。
遊具を見るなりヒャッハー!と一目散に駆け出そうとする子どもたちを抑え込んで、目的の動物園の方に向かう。ここはあとで遊ぶから!と言い聞かせて、とにかく動物園に向かうのだった。
須坂市動物園 本園に向かう
この先に動物園があるのかー、と思いながら歩いてたんだけど、もう動物園ははじまっていたようだった。
上の写真の右手のフェンスと坂の間には、すでに動物が潜んでいた。
ヤギとヒツジだ。
ヤギは草をムシャムシャと食み、ヒツジはドングリをゴリゴリといい音を立てながら食べていた。
ところどころにこういう展示があって、動物についての雑学を仕入れていく。鳴き声は「メェ~」じゃなくて、「ベェ~」らしい。
ここのヤギやヒツジを見ているだけで日が暮れそうだから、なんとか振り切って先に進む。
とりっこ村
ヤギやヒツジを通り越してきたら、「とりっこ村」があった。
入口から「どうぞお入りください♪」とのことだから、入っていく。
扉は2つあって、外の扉が締まるまで中の扉を開けないように、という注意書きがあった。なぜなら・・・
とりっこ村では、トリが自由に歩き回っているからだ。扉を開けっ放しにしたら、外に出て行ってしまうのだろう。
「トリたちが通路にでてくることがあります」とか書かれているとおり、普通にすぐ近くまで歩いてくるトリもいた。
インコやクジャクなどが放し飼い状態だった。カゴに入っているものもいた。じっと見てたら日が暮れてしまう。
こんな感じで、須坂市動物園は全体的に「動物たちとの距離が近い!」と感じられた。
カピバラ温泉 華の湯
企画展示のようなところもあって、その1つが「カピバラ温泉 華の湯」だろう。
なんと、お湯が張られている浴槽?にカピバラが浸かってボンヤリしているのだ。こちらは男湯。
名前は「しず」だそうだ。すごく大人しくて、ずっと寝てるんじゃないかってくらい活動してない。毛並みは緑色だった。
それから女湯もあった。
浴槽に浮かんでいるのは菊のようで、カピバラはこの菊をむしゃむしゃと食べていた。カピバラは花を食うのか。
華の湯の効能についての記載もあった。
効能: 保温、癒やし、萌え、食欲増進、ストレス解消、など
とのことだが、「萌え」は本人?の効能ではない気がする。
なお、カピバラ温泉は常時お湯を張っているわけではなく、決まった時間になったら用意されるようだ。
そんなカピバラたちの檻の向かい側には、「カピバラ神社」があった。
カピバラをかたどった絵馬もあり、たくさんぶら下がっていた。
どうでもいいが、カピバラをかたどったものは絵馬じゃなくて、絵カピバラと言った方がよいのだろうか?
モルモットのふれあい
「ふれあいはうす」なるものがあって、ここではモルモットと触れ合うことができた。
入口には予約券があって、これを持っていけばいいようだ。
1組3名とのことだが、子ども3人に親が付きそうのはOKとのこと。時間になったらみんなで入口横の水道で手を洗い、入場する。
袋に入れられたモルモットが子どもたちの膝の上に置かれ、担当のお姉さんが説明してくれた。
頭の方からお尻の方に向かって撫でてあげればいいらしい。
モルモットはそこそこの大きさで、娘たちは膝の上から落としそうでちょっと危うげな感じだった。お尻が重たいから特にそちらを気にしてあげないと。
大人しく撫でられるモルモットたち。
モルモットによっては、勝手に自分で座りのいい位置に動くものもいて、そいつは袋の中で器用にくるっと反転していた。
子どもたちはモルモットを可愛がってくれたようで何より。
トラ
あとは、トラがいた。
しっかり大物がいるものだと思った。2匹も。
最初に見たときは寝ていたんだけど、次に通りかかったときには唸り声を上げながら歩き回っていた。
見ていたら日が暮れてしまうから、ほどほどに見て行った。
SL蒸気機関車
あとはよくわからないが、SL蒸気機関車の展示もあった。
急な階段なので上り下りは注意が必要だった。特に下りは滑り落ちそうで怖かった。
せっかくだから、見ていくことにした。
南園へ
本園を一通り見たところで、南園にも行ってみる。
最初に遊具があったところの奥が南園になっていて、そちらにも動物がいた。
例によって遊具に向かって駆け出していった子どもたちを呼び戻して、南園を見て回る。
ロバとかヤギとかラマとか、比較的大型の動物がこちらにはいた。
ちょうど餌やりタイムに訪れたから、園のお姉さんたちに連れられて、娘たちは餌やり体験もしたのだった。
それにしても、トナカイがいるのは珍しい気がした。あんまりこんな近くで見た覚えがない。
じっと立ち止まって、ムグムグと口を動かしていた。
もうじき12月になるし、白いヒゲもじゃの爺さんにこき使われることを思って憂いていたのだろうか。
おわりに
須坂市動物園は須坂長野東インターチェンジからほど近く、我が家からだと1時間くらいでたどり着いた。
公園に併設された、ちょっとした動物園かな?と思ってたんだけど、想像よりずっとしっかりした展示がされていて、動物の種類も多く、正直期待以上のところだった。
あんまりに多いから紹介しきれなかったが、40種類以上の動物がいたらしい。
これで入園料が大人1人200円とか、かなり安いと思う。
動物たちとの距離がすごく近い感じがして、見ていて楽しかった。
ヤギとヒツジが頭突し合うところとかはじめて見たし。あれは何をやっていたのだろう・・・?
南口の遊園地と合わせて、子どもたちと半日くらいは軽く遊んでいられる公園だろう。
なお、食事する場所はなく、ドリンクが自販機で買えるくらいだったから、ランチタイムの前か後に行くのがいいのかもしれない。あるいは、弁当を持って行って臥竜公園で食べるのもアリだろう。動物園は途中退場ありみたいだし。
そんな感じで、須坂市動物園は想像していたよりずっと満足度が高いところであり、行ってみてよかった。
ちょっとだけ動画も撮影してきたので、どれだけ動物たちとの距離感が近いか見てほしい。
須坂市動物園
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