「Fit Boxing 2」を1年以上毎日続けて思う、継続するための工夫
日課でやっている「Fit Boxing 2」が、開始してから365日を過ぎた。
「Fit Boxing 2」というのは、Nintendo Switchのフィットネスゲームで、自宅でできるちょうどいい運動になるだろうと取り入れてから、毎日続けている。
前作からの通算で840日以上連続で続けていると思うと、本当によく続けているものだと思う。2年半くらい?
こうして自分が何かを続けられている理由について考えてみると、私たちが何かを継続したり、習慣化したりするヒントになるので、いくつか考えてみる。
例えば、私が「Fit Boixng」を続けられている理由は、パッと思いつくだけでも4つある。
- 楽しい
- 適度にフィードバックがある
- 気軽に始められる
- 継続する仕掛けがある
もう少し解説しよう。
1. 楽しい
楽しいことは、続けるためにとても大事な要素だ。
つまんないことは続かない。
これは思い当たる節があるだろう。
「Fit Boixng」は、比較的退屈なエクササイズを、ゲームにすることで楽しめるようにしている。
ノリのよい音楽に合わせて体を動かし、パンチを繰り出すのは爽快で楽しい。
2. 適度にフィードバックがある
ゲームにすることで適度なフィードバックがある。
タイミングよくパンチができたら、「JUST」と表示され、「バシッ!」といい音が鳴る。
ちょっとタイミングがずれると「GOOD」と表示され、「ビシッ!」と軽い音が鳴る。
タイミングが全然ずれていると「MISS」と表示され、何も音が鳴らない。その上、トレーナーから「落ち着いて!」とか励まされることもある。
こういうフィードバックがあることで、自分の行動が承認される。
「JUST」が出ることを期待して、行動を続けることになる。
スコアも出るから、全部「JUST」を狙ってみるのもいいだろう。
適度にフィードバックがあると、私たちは継続しやすいのだ。
3. 気軽に始められる
「Fit Boixng」は、自宅でNintendo Switchの電源を入れて、アプリを起動するだけで始められる。
これがジムに行くのだとしたら、着替えを選んだり、タオルを用意したり、バッグに入れたり、なによりジムに行って帰ってくることまで考えないといけない。
私はこういうのにうんざりしてしまう方だ。
やろうと思ったときにすぐ始められることは、私たちがものごとを継続するにあたって大事な要素である。
なお、そんな気軽にやれるものだから、2年半のうちに出張先だろうが旅行先だろうが、実家に帰省していようが、毎日続けることができている。
4. 継続する仕掛けがある
「Fit Boixng」には、段階的な目標が設定されている。
例えば、パンチの回数を数えてくれていて、累計1,000回になったら表彰され、3,000回になったらまた表彰される。
こういう段階的な目標設定があると、次に進みたくなる。
あと、表彰されるとチケットがもらえる。
チケットをもらうと、インストラクターの衣装と交換できる。
インストラクターは着替えることで、見た感じが変わる。
そして、インストラクターは何人もいる。
私は着替えとかだいぶどうでもいいのだが (苦笑)、好きなインストラクターを着替えさせたり、インストラクターを変えたりすることで、気分が変わるのは確かだ。
こういう仕組みがあることで続けたい気持ちになることだろう。
段階的な目標や、それを達成したときの表彰、チケットを使って何かを得ること。
これは、最初の数日、数週間、数ヶ月の立ち上がりをフォローするいい仕掛けだと思う。
ここでノッてしまえば、もうフォローしなくても勝手にやるから、最初が肝要だ。
私は随分昔にほぼすべての表彰を受けているからもう目標がないが (どうでもいいのは残っている)、続けるための仕組みとして評価できる。
おわりに
私がなんとか2年半も毎日欠かさず運動を続けている「Fit Boixng」の、「継続させる仕掛け」についていくつか考えてみた。
こうして改めて見ると、何かを続ける動機、習慣化する方法などについてのいいヒントになりそうだ。
何か続けたいけど続けられないことがあったら・・・この4つのアイデアを試すのもいいだろう。
こういうアイデアを自分の課題に対応させていくのもいいトレーニングになる。
そういう、「継続する考え方」を身につけるのも、継続するのに大事なことだ。