パイロットの万年筆「カクノ」(FKA-1SR-NCEF)を使って2年半。そろそろ買い替えを考える
パイロットの万年筆「カクノ」で万年筆デビューしてから、2年半くらい経っていた。
これがなかなか書き心地がよくて気に入っていて、いつの間にやら3本まで増えている。黒、赤、ブルーブラック (or 青っぽい色)の3色で使い分けている。
もはや万年筆という筆記用具は、私の中で外せないものになっている。
そんな万年筆の楽しみを教えてくれたのが、私にとってはこの「カクノ」だったと言えよう。
さて、そんなカクノなのだが、最近はどうも黒で使っている1本が太字になってきた感じがする。
インクフローが変わったのか、ペン先が変わったのか。どうしてこうなってしまったのかはよくわかっていないし、どういう現象でこうなっているのかもわからない。
時折、ペン先が抜けそうになって、差し込み直したこともあれば、コンバーターにインク補充しようとした際、コンバーターをくるくる回したら、まだインクが残っていてペン先からボタボタ溢れてきたこともある。
また、普段から標高の高いところに住んでいることもあり、たまに山を降りて東京などに行き、家に帰ってきたらインク漏れを起こしていることもある。
これらはいずれもペン先に内側から圧をかけているものだし、筆記するとき以上の負担をかけるものになっているのかもしれない。
何とかして直せるかを考えたんだけど・・・カクノなら1,000円くらいだし、悩まずに買い替えてしまえばいいんじゃないかと思うようになってきた。
まあ、2年半ほど使ってきたわけだし、そろそろ買い替えるのもいいだろう。ということで買ってきたのだった。
買い替えにあたっては、どうせなら違う万年筆を試してもよかったんじゃないか?とか、カクノにするにしても色を変えてもよかった?とか本当に悩んだんだけど、結局、同じものにした。悩んでいると切りが無いので。
なお、新しいのは買ってきたけど、現行のカクノにはまだインクが残っているから、それがなくなるまでは使い続けてやるつもりだ。
それぞれのカクノに愛着はあるんだけど、これも消耗品なわけで。買い替えていくのもやむなしか。
使うほどに自分の書き方にペン先が馴染んでくるのが万年筆のよいところかもしれないが、1,000円ほどの万年筆にそこまでの耐久性を求めるのも酷なことかもしれない。
他の2色についてはまだそこまで劣化しているとは感じていないけど、これらも違和感を感じたら思い切って買い替えするとしよう。