万年筆のインク漏れ!?標高差による気圧の変化にやられたか?はじめての分解洗浄に挑戦。
万年筆を愛用するようになってから、はじめてのハプニングがあった。
ペンケースからブルーブラックのインクを入れた万年筆を取り出したところで、手が真っ青になったのだ。
最初は「なんだこの青いの?」と思ったのだが、どうも万年筆からインクが漏れていると気づいた。
ペン先からちょっと漏れてるとかいうものではなく、どうも主軸と胴軸の間が青く染まっているところを見ると、カートリッジから漏れ出ているのでは?という感じがした。
キャップも、ペン先側じゃなくて、本体側が青く染まっていたし。
私が使っているのが、万年筆全体が透明なシリーズだったこともあり、漏れているところがよくわかった。
このままだと、手どころか、手帳や机まで汚してしまいそうだったから、やむなく分解洗浄することにした。
キャップや首軸、胴軸を外し、カートリッジも抜いて、水洗いする。
インクは水性だから、これだけでだいぶ取れた。
ペン先はコップに水を汲んで、1時間くらい浸けておいたらよいようだから、そのとおりにやってみる。
1時間くらい浸けておいたのだが、若干、ペン先と首軸の間が青いままだった。どうせ同じ色を使うのだからそこまで気にしないでいいだろう。多分。
あとはコップから上げて、1日乾かしておくことにした。
期せずして、はじめて万年筆を分解洗浄することになったが、難しいところはなかった。インクが本当に水で落ちるのを確認できたのはよかった。
それにしても、どうして急にインクが漏れたのか。
思うに、実家に帰省していて、戻ってきたのが原因だったのかもしれない。
実家は瀬戸内海の島の中にあり、海抜0mくらいのところにある。
自宅は長野の山の中にあり、標高900mくらいのところだ。
0m→900mと標高差があるため、実家から自宅に移動したことで気圧の変化にやられてしまったのかもしれない。
ポテチの袋が、山に登ると膨らんでしまう現象と同じだ。
ペンケースは特に汚れてなかったから、キャップを開けるまではインクが外部には漏れてなかったと思ってよさそうだ。
黒と赤の万年筆は特に漏れているようなこともなく、ブルーブラックだけが漏れていたところを見ると、何か他の要因があったのかもしれないが (カートリッジの刺さり具合が甘かった、とか)。まあ、漏れていたのが1本だけだったのだから、よかったと思っておこう。
トラブルを体験することで、またひとつ万年筆に詳しくなった。