万年筆という筆記具の楽しみを教えてくれた「パイロット カクノ」
今年になって、万年筆デビューしてしまった。
これまで筆記具と言えばボールペンだった。多分、社会人になってからはもうずっとボールペンを使ってきた気がする。
ここ数年は三菱鉛筆の「JetStream」に落ち着いていて、もうJetStreamしか使ってこなかった。とても気に入っていて、それ以外の選択肢は考えもしなかった。
そんな私が、急速に万年筆に惹き込まれていったのだ。
はじめて手にした万年筆「カクノ」が、私の筆記具観に革命を起こしてしまった。
試しに買ってみた1本に味をしめてしまい、あっという間に3本になっていた。これまでボールペンで主に使ってきた黒、青、赤の3色を使うためだ。
ボールペンと比べても、万年筆には便も不便もあるのだが・・・そんな便も不便も踏まえた上で、私の筆記具はボールペンから万年筆へと完全に置き換わってしまった。もはや、その書き心地に陶酔してしまっている。
最近では、暇があればもっと違う万年筆も試してみたいと思い、いろいろなものに思いを馳せている。せめて試し書きができるとよいのだけれど、なかなか田舎にはそういうところもなくて。
まあ、この新しい万年筆が欲しい病は、これから先も付き合っていくものになるのだろう。「With 新しい万年筆が欲しい病」時代の到来である。
もしかしたら、新しい万年筆を買ってしまうのも時間の問題なのかもしれない。
あとは、数多あるインクの魅力にも耐え難い。「With 新しいインクが欲しい病」時代も到来してしまっている。
万年筆沼の上に、インク沼まであるのだ。ああ、万年筆とはなんと罪深いアイテムなんだろう。どっぷりと溺れてしまいそうだ。
とにかく、そんな感じで、今年は万年筆デビューしてしまい、その魅力に取り憑かれてしまったのであった。