PILOT「カクノ」で万年筆デビューしてみることにした

2023-11-27

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急に思い立って、万年筆を試してみたくなった。

これまで筆記用具と言えば、もう10年くらい?三菱鉛筆のJetStreamしか使ってこなかった。

その前はフリクションをつかっていた記憶があるが、あっさりとJetStreamに飲み込まれた気がする。

この4 in 1が1本あれば事足りるから、同じペンをずっと持ち歩き、使い続けてきた。

万年筆そのものはずっと気にはなっていたのだけれど、JetStreamで困ってなかったので全く見向きもしなかった。細かい字がかけるのかとか、インクがつかないかとか、お高いものだし、とかで、手を出してこなかった。

文具好きとしてはいずれは試してみたいと思っていたアイテムのひとつであり、それ以上でもそれ以下でもなかったのだが・・・たまたま万年筆を試す機会があり (とある景品でもらったのだ)、しばらく使っているうちになかなかおもしろいやつだと思えてきた。

これはもうちょっと確かめてみるのもいいんじゃないか?と万年筆の魅力にひきこまれはじめた。

そこで、まずは手軽にはじめられるものがあるか探してみたところ、Pilotの「カクノ」というシリーズがよさそうなことがわかってきた。

価格は1本1,000円ほどとお手軽。ペン先にはEF (極細字)があるし、これだったら、ほぼ日手帳Weeksなどで小さい文字を書くのもいけるんじゃないかと。

これはもう試してみるしか。

そんなふうに思い立ったら、止まらなかった。ポチった。

Pilot 万年筆 カクノ

「カクノ」が手元に届いて、このパッケージを見て思ったのは、万年筆なんだけど、とてもお手軽な感じだ。

万年筆といえば、カウンターのガラス張りの中に飾られている数千円~数万円のものというイメージがあったのだが、これならその辺の文具屋さん、それこそイオンやツタヤの文具コーナーの一角に吊られてるんじゃないかという雰囲気のパッケージ。

これならちょっと買って試してみようか、という気にもなれる。

かなり売れている商品だそうで、このパッケージに気づかなかったのだから、筆記用具としては本当にJetStreamで満足していて、他のものは見向きもしなかったということなのだろう。

開封して、中身を見てみる。

Pilot 万年筆 カクノ 中身

中に入っていたのは、

  • 万年筆 カクノ 本体
  • カートリッジインキ ブラック
  • キャップ
  • 取説

だった。

もうこれだけで万年筆がはじめられるセットになっている。

ペン先をよく見てみると、憎めない感じの顔が書かれていた。

Pilot 万年筆 カクノ えがおのマーク

カクノはこういう遊びがあるもののようで、万年筆のお硬さというか高級感に真っ向勝負し、万年筆を手軽に使ってみてね、というメッセージが伝わってくる。

全体的にプラスチックで値段相応な感じなんだけど、ペン先だけは別格な印象だ。お手軽な商品ではあるが、主要部分は手を抜いてないぞ、と。

ひととおり現物を確認したら、付属のカートリッジインキを装着して、書き心地を試す。

実際に書いてみたら、ペン先をEF (極細字)にして正解だったと思った。本当に細い線が書ける。

筆圧をかけずに書けるというのもまさにそのとおりで、スラスラと紙の上を走らせるのが気持ちいい。

割りと手帳やノートにガンガン書き出すので、軽く腱鞘炎になった感じがする日もあったりするが、これなら慣れれば大量に書いていても大丈夫な気がする。

ボールペンでもそれほど筆圧をかけているつもりはないのだけれど、万年筆の方が遥かに軽い。そのあたりはさすが万年筆というところだろう。

書いていると気持ちよくなってきて、どんどん書いてみたくなった。

ほぼ日手帳Weeksのトモエリバーのような、極薄な紙でも裏写りするようなこともない。トモエリバーは万年筆にも強いと聞いていた気がするから、多分そのとおりなのだろう。

あとはインクの乾き具合が気になるところだが、線が細い分、インクが多く乗るわけでもないからか、乾くのも早い気がする。

このあたりは、使いながらさじ加減を見ていくのだろう。JetStreamと同じ程度に使えるのか、ちょっと時間をおいた方がいいのか、など。

ひとまず万年筆を体験してみるのに、カクノはちょうどいいものだった感じがする。

書いていて楽しいし、まずはいろいろなシーンで使えそうか、それこそJetStreamの代替になるものなのか、試してみよう。

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