パイロット万年筆「ライティブ」限定色スカーレットを購入。カクノからの買い替え。
パイロットの万年筆「ライティブ」を購入した。

これまでは同社の万年筆「カクノ」を愛用していたのだが、これの買い替え要員としてライティブを使ってみることにしたのだ。
なお、今回購入したライティブは、F (細字)の限定色スカーレット。
特に限定色を狙っていたわけじゃないんだけど、赤インク要員の買い替えを考えていて、それなら本体が赤いのは都合が良さそうだと思ったのでこちらにした。
ちょうど近所のツタヤでセールしてて、1,500円 (税別)だったことも決め手の一つだった。
カクノに不具合を感じ、ライティブに買い替える
今回の買い替え対象となったのは、カクノにコンバーター「CON-40」を装着し、赤インクを吸入して使っていたものだ。
これまではカクノを愛用してきたのだが、運用を開始してから2年半を超えてきており、ところどころに不具合を感じるようになってきた。
不具合の内容としては、それほど使っていないのにインクの補充を頻繁にしているし、インクの出も悪い、というあたりである。
赤ペンは、私にとっては利用頻度はそこまで多くないんだけど、確実に使うものであり、常備しておきたい色になる。
ポイントとしては、「利用頻度がそこまで多くない」というところで、週1回以上は使うにしても、毎日使うほどではないところだ。
万年筆は使っていないと不具合を起こすものであり、その影響があったのかなかったのか・・・そんなに使ってない割にインクが早く無くなっているのが気になっていたし、このところインクの出が悪いので、洗浄してやったんだけど、それでもやっぱりインクが出ないことにヤキモキしていた。
これはそろそろ買い替えどきなのかな?と思い、新調することにしたのだった。

カクノを新調するにあたり、ライティブをチョイスしたのは、
- これまでずっとカクノを使ってきたし、違うものも使ってみたかった
- キャップの構造的にライティブの方が密閉性が高く、インクの乾燥に強そう
- ニブはカクノと同じものらしいから、書き心地は変わらないだろう
- もともと安価なものが、セールで更に安くなっていた
といったあたりである。特に、キャップの密閉性に期待している。カクノよりはマシな構造に見えるし。
ライティブをチョイスするにあたって気になったところは、カクノはEF (極細字)を愛用していたのだが、ライティブにはF (細字)までしかなくて、線が太くなってしまう点だ。
まあ、Fという太さも試してみるといいだろう、という挑戦的な意味合いもあった。
パイロットの万年筆 ライティブ 限定色スカーレット

梱包から中身を取り出してみると、
- ライティブ 本体
- カートリッジインキ (黒)
- 使用説明書
が入っていた。

軸を握ってみた感じ、違和感はない。これなら普通に使えそうだ。
あえていうと、カクノは軸の部分に工夫があって、筆記にあたってペン先が正しい角度になるようにガイドしてくれていたのだが、ライティブにはそういう工夫がないところ。
まあ、かれこれ2年半以上、万年筆を使ってきているから、ガイドがなかったとしても、今更書きやすい角度なんぞに悩むこともない。
早速、カクノに刺していたコンバーターをライティブに刺し直して、ペン先にインクが充填されるのを待つのだった。

十分にインクが行き渡ったころに試し書きしてみた。
やはりEFに比べるとFは太いと思う。手帳などに小さく文字を書くときに、どんな感じになるかはこれから試していくことになる。
ニブはカクノと同じというだけあって、書き心地は違いが感じられない。カクノで練習した分、ライティブになっても普通につかえている、と言える部分もある気がした。
これから使っていくにあたっての不安は特になさそうだ。楽しく使ってやりたい。