別所温泉で別所神社にお参り。日本遺産の本殿や存在感のある神楽殿が見ものだった
先日、フラッと別所温泉に行ってきた。
上田駅から上田電鉄別所線に乗って、終点の別所温泉駅まで30分ほど。
別所温泉は「信州の鎌倉」とも呼ばれている場所で、鎌倉時代に建てられた神社仏閣などが多数存在する場所だそうだ。
温泉 (外湯)に入るのを目的にやってきたが、せっかく来たのでちょっと観光もしてみることにした。
駅で手に取ったパンフを見ていると、「別所神社」なるものがあるそうだから、まずはそちらにお参りに行くとしよう。
別所温泉駅から将軍塚と呼ばれているところまで出てきて、そこから右に曲がり、石畳の道を歩いていく。この時点で神社は見えておらず、意外と遠そうである。
石畳の道を歩いていると、ようやく鳥居が見えてきた。駅からは10~15分ほど歩いたか。キョロキョロしながら歩いていたから、ゆっくりペースで歩いてきたとは思うのだけれど。
鳥居を抜けて、曲がりくねった坂道を登っていく。どうやら別所神社は高台に設置されているようだ。
最後のトドメとばかりに石段が。これを登り切ると、境内が広がっていた。
1週間ほど前に結構な雪が降ったからか、境内にはまだまだ雪が残っていた。
奥にあるのが拝殿で、右手にあるのが神楽殿のようだ。
神楽殿の前は雪がなくなっていたから、そこを歩いて拝殿まで行く。素通りした神楽殿がめっちゃ気になったんだけど、まずはお参りである。
別所神社は、その昔は熊野社と呼ばれていたのが、明治時代になって別所神社と名前を改められたそうだ。
パンフによると、
恋愛成就のパワースポット 別所神社
とのことで、縁結びの神様を祀っているようだ。
拝殿の裏側には本殿があって、こちらは日本遺産に指定されているらしい。
拝殿の横を通って本殿を見てきたが、木造で細工が細かく、美しい造形をしていた。
本殿の背面には小さな祠のようなものが3基?あり、合わせて祀られているようだ。
結局、何の神様を祀っていたのかはよくわからなかった。
本殿や拝殿を拝んできたら、ずっと気になっていた神楽殿を見ていく。ほら、これ。素通りするには存在感ありすぎて立ち止まりそうになった気分がわかるだろう (多分)。
神楽殿の床面はかなり広く作られていて、バレーボールのコート半面くらいは軽くある気がした。
このさりげに切り抜かれた風景がなんとも美しい。
そのまま神楽殿の奥まで行って、そこから覗いてみれば、別所神社が高台にあることがよくわかる。
神楽殿から別所温泉一帯を一望する。
まだまだ全体的に雪が残っていて、それだけでなんだかきれいな感じがする。
別所温泉は観光地ではあるが、普通に住宅地でもある。民家が立ち並んでいる中に、旅館の建物や敷地がちらほら見える。畑もそこそこあるみたいだ。
神楽殿からの景色を堪能して、後ろを振り向いてみたら、境内の奥の丘の上に神社らしき建物が見えた。
ついでだから寄っていくことにした。
丘の上は雪が残っているから、滑らないように慎重に歩いていく。
すると、お社が2つあった。
看板もなかったから、何が祀られているのかは不明。一つは「皇大神宮」と書かれていたような・・・謎。
ひとまず、お参りしておく。
振り返ってみれば、こちらのお社からも神楽殿はよく見えた (松の木は邪魔だったけど)。
もしかしたら、ここは神楽殿の特等席なのかもしれない。
なんとなく寄ってみた別所神社であったが、本殿が美しく、神楽殿の存在感がすごい場所だった。なかなかあそこまで大きい神楽殿を見ることはない気がする。
駅から歩くとちょっと遠かったけど、近くの常楽寺には無料駐車場もあるし、車で来るならアクセスしやすいところだろう。
別所温泉を散策するなら、オススメしたいスポットである。