別所温泉一人旅。上田電鉄別所線でフラッと別所温泉へ。
数カ月ぶりの電車に乗って、数年ぶりに別所温泉まで行ってきた。
上田電鉄別所線で別所温泉へ
上田駅のカフェでひとりくつろいでいて、ふと「別所温泉にでも行ってみるか」と思い立ち、上田電鉄別所線のホームに向かった。本当に思いつきだった。
電車に乗るなんて、いつ以来だろう?
東京とかに出なければ、全く乗ることがないから、車両を見るだけで新鮮な気持ちにすらなる。
券売機で買った切符にすら特別感を感じてしまう。東京だとSuicaで電車を乗り回すから、切符なんて見ることがないし。
別所線の電車は丸窓電車という愛称もあって、運転席よりの窓が丸くなっている。
この日は2月の初旬で、1週間ほど前に雪が降ったこともあって、丸窓から見える雪景色が美しかった。
一緒に乗車していた外国人の人は物珍しそうに写真を撮ったり、動画を撮ったりしていた。
そうして電車に揺られること30分ほどで、終点の別所温泉駅に到着する。
別所線は1時間に1本くらいの運行なので、帰りの時間を確認しておく。
到着したのが14時前だったから、16時くらいのもので帰ろうと目星を付けておく。
ついでに帰りの切符も購入しておいた。
別所温泉駅を出て、2時間ほどの別所温泉ツアーを開始した。
信州の鎌倉 別所温泉
別所温泉は「信州の鎌倉」と言われているそうで、鎌倉時代の史跡がいくつも存在している。
別所温泉を散策していると、別所温泉の由来についても説明があった。
この地の温泉は日本武尊が発見したとある。神話の時代かよ。
まあ、とにかく古くから使われている温泉ということだろう。
散策していると3箇所くらい駐車場を見かけた。こちらは将軍塚という史跡の側にある有料駐車場。
今回は電車で来たから用事はなかったけど、家族一緒に車で来たときには使わせてもらおう。
他にも北向観音の近くに有料駐車場があって、常楽寺には無料駐車場があった。
別所神社にお参り
別所温泉駅でゲットしたパンフレットを眺めて、目的地を定める。あまり長居できないので、ある程度目的地は絞っていきたい。
温泉にも入っていきたいとすると、案外時間がない気がする。
そこで、まずは別所神社にお参りに行くことにした。やはり最初は神社だろう。なんとなく。
パンフに掲載されている観光地図を見ながら、別所温泉を練り歩く。
別所神社は意外と遠かった・・・
常楽寺
別所神社を参拝したら、直ぐ側にある常楽寺へ。
常楽寺は茅葺き屋根が立派なお堂があって、中に入ることができた。
また、寺の裏手には国の重要文化財なども設置されていた。
お堂もそうだけど、こういうものが鎌倉時代に作られていたのか、当時の人は何を思ってこういうものを作ったんだろう、など当時のことを考えたのだった。
北向観音
常楽寺を出たら、ぐるっと回って北向観音の方へ。
常楽寺や別所神社が外れにある感じで、別所温泉のメインどころといえば、おそらくこちらの北向観音だろう。
こういう光景を見ていると、何か温泉街に来た気がする。
あんまり時間もないから、参道で寄り道はしないでお参りしていく。
北向観音はサラッと参拝した。次に来るときはこちらを念入りに見ていくとしよう。
大湯
それから、いよいよ温泉である。
別所温泉には外湯が3ヶ所あって、そのうち大湯に入っていくことにした。
こちらの大湯は、木曾義仲など歴史の教科書に出てくるような人も使っていたとのこと。
大湯には、外湯と内湯が1つずつあった。外湯に人がいなかったからまずは外湯でゆっくりする。
別所温泉を歩き回って、意外と汗をかいていたから、温泉で気持ちよく洗い流していく。
そこまで熱くはなくて、泉質はサラサラしていたか。そこまできつい感じはなかった。結局、20~30分くらいくつろいでいた。
おはぎ本舗 いけだや
大湯を出たら、帰りの電車まではもう少し時間があったから、別所温泉駅の近くまで戻ってきて、お土産屋さんを覗いたりして時間を調整していた。
おやつ時を過ぎ、小腹が空いていたから、駅の側にあった「おはぎ本舗 いけだや」さんでおはぎを食べてみることにする。
素朴な味わいでうまかった。他にもきなことかいくつか種類があったけど、流石に食べ過ぎだからこれ1つで終わりとする。
そうこうしているうちに電車の時間が近づいたから、電車に乗り込んで、発車時刻を待つ。
今回の別所温泉一人旅は、これでおしまいとした。
おわりに
ふと思い立って、別所温泉を散策してきた。
前に来たのが何年前だろうってくらい前で、かなりうっすらとしか覚えてなかった。駅の外観とかは覚えてたんだけど。
2時間ほどの滞在だったけど、神社やお寺を巡り、温泉に入って帰ってきたから、結構充実していたと思う。
久しぶりの電車旅もいいものだ。
今度は家族を連れて遊びに来よう、と思った別所温泉一人旅であった。