別所温泉の外湯「大湯」で観光疲れを癒やす。リーズナブルで、気持ちよかった
別所温泉を訪れた際、せっかくだから温泉に入っていこうと、3ヶ所ある外湯のうち、「大湯」に入っていくことにした。
大湯はだいぶ狭くて奥まった場所にあった。ここまでの道路は、車がすれ違うのも難しいほどの道幅で、車では来たくないところだ。大湯には駐車場もないし。
玄関の左手側に券売機があり、ここでチケットを買っていくようになっていた。
料金表を見ると、
- 入浴料 大人 200円、こども (小学生) 100円、未就学児 無料
- タオル 200円、他
といった感じ。この日は思いつきで来ちゃったからタオルなんて持ってなくて、タオルも買うことにした。合計400円なり。安い。
玄関から入るとすぐ番台があって、左が男性、右が女性と分かれていた。チケットを渡し、タオルを貰って男湯に入っていく。
建物の中には待合室はなく、もし男女別に入ったなら、待ち合わせは外で、という感じらしい。玄関右手の長椅子に座っていた人は、そういうことなんだろう。
男湯には内湯と外湯が1つずつあって、いずれも3人くらい入れるが、4人目は入るのを遠慮しそうなサイズ。
洗い場は5~6?くらいあったか。
肝心の温泉はほのかに硫黄の香りがして、泉質はサラサラしていたと思う。きつい感じはしない。あと、ぬるめだった。
別所温泉には電車で来ており、最初に別所神社などを訪れてから大湯に来たから、そこそこ歩き疲れて汗もかいていたし、湯船でゆっくりできてよかった。
結局、外湯と内湯に入り浸り、合わせて20分くらい入っていたかな。結構な湯加減でした。
服を着たら外に出て、玄関左手にある「木曾義仲ゆかりの葵の湯」で飲泉する。温泉水は飲めるそうだから、ちょっと試しておいた。
この大湯は、平安末期の武将である木曾義仲とゆかりがあるそうだ。歴史の授業で名前くらいは聞いたことがある程度だが (確か、征夷大将軍だったような)、そんな何百年前の人もここの湯に浸かっていたのだと思うと不思議な感じがする。
石碑「葵と義仲」によると、奥さんだか妾だかの葵さんと一緒に温泉していたらしい。巴はどこに行った??
また、木曾義仲の他にも、歴史上それなりの身分の人が入っていったらしい。
そんな歴史を感じつつ、当時の別所温泉はどんな風景だったんだろう?と思いを馳せて、大湯をあとにしたのだった。