2021-22シーズン初滑りは、子どもたちを連れて佐久スキーガーデンパラダへ
今シーズン初滑りである。ようやく行くことができたと言ってもいい。
初滑りは、最寄りのスキー場である「佐久スキーガーデンパラダ」へ。
ここには移住してきたときから通っているし、ここのスキースクールでスキーのインストラクターをやっていたこともあって、だいぶ勝手知ったるゲレンデだったりする。
ゲレンデの規模としては小さいもので、ガッツリ滑ろうと思ったらかなり物足りないところではあるが、子連れで行くにはいい場所だと思う。
今朝は早朝からゲレンデにやってきて、まずは子どもたちのスキーセットをレンタルする。
いつもはゲレンデにほど近いレンタル屋さんで借りていくのだけれど、そちらが今は休業しているとかいう情報を掴んだため、パラダにあるレンタル屋さんで借りることにする。パラダの方が高いんだけどやむなし。
まずは子どもたちにブーツを履かせて、ストックの持ち方を教え、一緒に歩き回る。
しばらくしたらスキー板を片足ずつ履いてみる。
長女は今回がスキーデビューであり、初めて身につけるスキーブーツやスキー板に随分と苦戦していた。こんなに重たいものを足につけたことなんかないし。
そんな長女を、軽く足慣らしをしたところでスキースクールに預ける。
移住してきたころにインストラクターをしていたスキースクールだから、スキースクールの校長をはじめ、インストラクターの方々も見覚えのある人が多い。
おかげで安心して預けることができる。
そうして、長女はスキースクールの90分コースに連れられて行ったのだった。
さて、長女を預けた後は、息子とみっちり、90分間のマンツーマンレッスンである。
息子も4歳のときにスキーデビューをしているが、そのときは本当に全然ダメだった。
翌年5歳のときに、スキーに行きたいと何度も言うから、連れてきてスキースクールに入れたのだけれど、そのときも散々で酷いものだった。
あれから随分と成長したし、毎日6km以上のウォーキング (小学校への通学)に鍛えられているから、そろそろいい感じに滑れるようになるんじゃないかと期待しておく。
まずはゲレンデを歩き回ったり、スキー板で軽く滑ってみたり、ボーゲンの形に足を開く練習をしてみたり。
この辺はインストラクターをやっていたころにやっていたメニューだ。今年の息子は文句も言わずについてくるから、これならなんとかなるか?と、レッスンを続ける。
ある程度、足慣らしができてきたところで、一か八かでリフトに載せてみることにした。
パラダで一番簡単なゲレンデを滑らせてみることにする。
若干の不安はあったが、なんとかカバーしてやろうと頑張ることにした。
最初は怪しかったけど、だんだんコツが掴めてきたみたいで、いい感じに滑るようになっていった。
長女がスキースクールから戻ってくるまでもう1本いけそうだったから、2回目のリフトに搭乗。
2本目はあまり時間がなかったから、結構、急ぎ目で降りたのだけれど、息子はいい具合についてきた。
そうしてゲレンデを滑り降りたところで、ちょうど長女はスキースクールが終わったようで、母親と次女に迎えられていた。
息子はもう1本滑りたいと言っていたけど、息子も長女だいぶ疲れていると思ったから、ひとまず休憩することにした。
息子も長女も90分間よく頑張った。特に息子はこの90分でリフトに乗って降りてこられるようになっているのだから、格段の進歩だろう。
11時をまわり、小腹が空いていたところだから、軽く食べたり飲んだりすることにした。混む時間に食事を取りたくないから、ちょうどよかった。
いい具合に休憩できたところで、今度は長男と長女を引き連れてゲレンデに向かう。
長女がどうしてもリフトに乗りたいというから、乗せてやることにする。
はじめてリフトに乗ったんだけど、怖いとか思うこともなかったようで、あちこち見回したり、おしゃべりをしたりしながらゲレンデを登っていく。息子も最初にリフトに乗ったときは同じようにおしゃべりをしまくっていたし、うちの子はそういうものなのだろうか。
なお、私が長女とリフトに乗ったから、息子ははじめて1人でリフトに乗ることになった。
この辺、割と我が家はスパルタだ。息子くらいの子で1人でリフトに乗っている子なんてあまり見かけないが、きっとなんとかするだろうと行かせる。小学1年生だし、頑張れ、と。
3回目のリフトだし、さっきまでだいぶ滑ることができていたのだから、大丈夫だろう。
実際、降りたときがちょっと怪しかったけど、すぐにリカバリしてくれた。よし。
その上、私は長女にかかりっきりになるのがわかっているから、息子は3本目の滑走にしてもう1人で滑っていくのであった。
息子はひとまずそういうことにして、長女がスキースクールでどんな具合に仕上がったのか見てやろう。
とか思ったんだけど、ダメだった。ヘニャヘニャ過ぎてまるで立ってないし。軟体動物かと。
嬉しそうに「さんかく、つくるんだよー」とか言ってたけど、それどころじゃない。
もういいやと、両足の間に置いて、抱えて滑り降りたのだった。それでも娘は楽しそうだった。
まだ一緒に滑るというけど、ちょっと私がもうキツイと思ったので、母親にあずけて息子と滑っていくことにする。
息子はだいぶいい感じに滑ることができるようになっていて、ある程度スピードコントロールもできるようになってきたから、次の難易度のゲレンデに連れて行ってみることにした。
どんな具合かと思ったけれど、そのゲレンデでもいい具合に滑ることができた。
そのことに気をよくしたのか、まだ行きたい、まだ行きたいとせがまれ、何度かそのコースを滑ったのだった。
それからまた母親や長女、次女と合流し、一休みする。
正直、午前中で疲れて帰るのだと思っていたのだけれど、まだまだ子どもたちは滑る気だった。
そういうことならば、父ちゃんも一肌脱ごうということで、息子を好きに滑らせておきながら、長女を抱えて滑り降りるというのを追加で何本かこなしたのだった。
スキーのインストラクターをしていたころに、小学校の中~高学年の初心者グループを受け持つことが何度あったが、今日の息子は、だいたいそのあたりの子が1日のレッスンで滑れるようになるくらいには上達したと思う。
息子の2年前の状態から思うと、今回のリトライはかなりの進歩だったと言ってもよいだろう。
そんな感じで、今シーズン初滑りは子どもたちのトレーニングをしてきたのだった。
帰りの車でやはり爆睡する2人。よほど疲れたのだと思う。8時に出ていって、14時過ぎに帰ってきて、その間の大部分を運動に費やしていたのだから。
帰ってきたら私も心地いい感じで、スキーに行って滑ってきただけだったんだけど、謎の達成感があった。
そして、いつもの習慣に従ってそのまま日課の「Fit Boxing 2」をして、さらに疲れたのだった。こんな日でも欠かさない私は偉い。
今シーズンがはじまる前に、超早割リフト券という半額チケットを購入しておいたのだけれど、今日で子どもの分は使い切ってしまった。思いの外、2人ともリフトに乗って滑ったから、十分使ってやれたと思う。
子どもたちは2人とも「スキーは楽しかった、また行きたい」と異口同音に言っていたから、気に入ってくれたのだろう。
スキーシーズンはまだ続いているから、また別のゲレンデにも行ってみたいと密かに思っているのだった。
佐久スキーガーデンパラダ
- HP: 佐久スキーガーデン「パラダ」