デスクトップのSSDを「crucial P5 SSD (1TB)」に換装する
我が家のデスクトップマシン「OMEN Obelisk Desktop 875-0208jp」は、およそ2年半くらい前に発売したものだそうだが、今でもまだまだ現役だ。
CPUもGPUもそれなりの性能のものを積んでいることもあって、現行で普通に出回っているパソコンよりはまだまだハイスペックで、不満に思うことも少ない。
あえていうと、不満に思うことの1つは、メインストレージのSSDが256GBしかないことだ。
サブストレージのHDDが2TBあるから、それも合わせて容量的にはまかなえているのだけれど、どうせならSSDで全部やれた方が一層快適ではある。
そんなことを思うようになってきたところで、「デスクトップなんだから、パーツを換装すればいいんじゃ?」という発想が今更ながら湧き上がってきた。
このところノートパソコンしか買ってこなかったから、パーツを変えるなんて発想がなかった。
このデスクトップもメーカー製とはいえ、パーツの交換は簡単にできるように作られているのだから、変えてしまえばいいんじゃないか、と。
もう1年半くらい使っていて、保証期限も切れていることだし、どうせ自己責任なんだから、更に快適にするためにやってみようという気持ちになってきた。
昔は自作パソコンをプラモデルのように作っていたのだから、今でもできないことはないだろうと思う。
とはいえ、もう何年も作ってないから、パソコンの中の規格も色々と変わっていて、SSDの規格やらを調べる必要はあった。
そして、どうせなら1TBくらいにしてやろう、せっかくだからそこそこの性能のものにしよう、などと考えていった結果、「crucial PCIe M.2 SSD CT1000P5SSD8JP」を使ってみることにした。
税込みで13,000円くらいだった。
楽天のお買い物マラソンに便乗してポチったところ、翌日には届いた。素晴らしい。
こちらが届いた 「crucial PCIe M.2 SSD CT1000P5SSD8JP」 。
中に入っているのは本体と紙切れ。
この紙切れ、保証書でもなければ説明書でもなく、詳しくはここを見ろとURLが書かれているだけだった。本当に簡素なものだ。
SSDが届いたので、早速、デスクトップの蓋を開けて、換装作業をしてみる。
何気にはじめて蓋を開けるから、どこをどうすれば開くのかわからなかったが、背面にあるボタンを押したらあっさり外れた。冒頭のパソコンの写真でいうと、透明のガラス張りのようになっている面がポロッと取れた。
マザーボードは蓋を開けないでも見えていたから、どこにSSDがあるかは把握している。
上の写真の右側に赤線で囲っているところが、今回換装するSSDになる。
「m.2 NVMe (PCIe gen3)」という規格で、本当に小さくて薄っぺらいものだ。
拡大してみるとこんな感じ。
この上の方にあるネジで固定されているだけだから、ネジを外してやると取り外せるようになる。
ネジを外したら、SSDが浮き出てくるから、これを引っこ抜く。
あとは逆の手順で、新しいSSDを指して、ネジで固定してやればいい。
これで交換完了だ。
わかってしまえば本当に簡単な作業である。
ちなみに、SSDの換装自体はこれでよかったのだけれど、OSのインストールがなぜだかうまくできなかった。
HPの公式アプリでWindowsのインストールメディア (USBメモリ)を作っていたのだけれど、それでインストールしても途中で失敗するのだ。
2回やってもダメだったから、やむなく別の手段を使うことにした。
クリーンインストールがダメなら、もとのSSDのクローンをすることだ。要は、丸コピである。
ただ、普通にファイルをコピーすればいいわけじゃなくて、クローンにはツールを使う必要がある。
この辺の作業は割愛するが、もとのSSDを挿し直して、新しいSSDはSSDケースに入れてパソコンに接続し、ツールを使って元SSD→新SSDにクローンした。
こういうこともあろうかと、SSDを購入したときに合わせてSSDケースも購入しておいたのだ。
それから新しいSSDに挿し替えてやったら、ようやく起動することができた。
ここに数時間かかったのだけれど、ひとまずSSDの換装自体はなんとか完了できた。
クリーンインストールしてやろうと思ってたのがクローンになったから、ほんのり不安があったりするが・・・しばらく様子を見ようと思う。
これできっと、SSDの容量が256GB→1,000GBになったのだから、更に快適に使えることだろう。
ただ、新しいSSDをモニタリングしていると、それなりに発熱するようで、ヒートシンクをした方がいい気がしてきた。この辺も様子見しながら、必要に応じて手を打ちたい。