ガスト飲みをしていたら、ロボットがお給仕してくれた話
夕方に所用があって、佐久平駅付近まで出てきたので、ガストで早めの夕飯とした。
せっかくなのでガスト飲みをしてやろうと、父はまずはビールを注文。
ここ数週間、外で飲むことがなかったので、たまに外で飲むビールはうまい。
子どもたちはキッズメニューを注文し、親は数品アラカルトで注文した。
しばらくすると、なんだか愉快な音楽を鳴らしながら、何者かが近づいてくる。
なんと、ロボットだった。
何やら音楽を流しながら、喋りながら我らが座席までやってきたのだ。
音楽を流しているのは、おそらく、人がぶつからないように注意を促しているのだろう。工場なんかで自走するロボットにもそういう機能があるし。
ロボットが来たら、青く光っているトレーの上に乗っているものを取ればよいようだ。
場合によっては、他の座席のものも一緒に運ぶそうだから、青く光っているトレーのものだけ取るように、とのこと (座席に説明書きがあった)。
回転寿司で自分の席の番号がついたものだけ取るのと同じようなものだろう。
まあ、このご時世だから、複数の座席のものを一度に運ぶような運用をするかはわからないけど、そのような業務もできるように作られているらしい。
自分たちが注文したものを取ったら、画面の完了ボタンを押すと、画面の中で何やらアニメーションがはじまる。
どうやらネコをモチーフにしているようで、「~~にゃん」とか言いながら去っていった。
子どもたちはセットメニューだったが、大人は、というか私はアラカルトで次々頼んでいたから、何回かロボットがやってきた。
その都度、娘らは大興奮で、ギャースカ言っていた。
帰還するときは手を振って「ばいばーい」とか言っていたし。
他の席に行ったり、そこから帰ってきたりするのにも反応していた。騒がしいことだ。
飲み物は店員さんが運んで来ていたから、固体だけ運ぶ運用なのかもしれない。
座席に備え付けのベルを押せば店員さんも来るし、ロボットを導入したことでサービスが低下している感じもしなかった。
店員さんにとってオペレーションしやすいかはわからないけど、ロボットが自動運転で食事を運んでくれるなら便利なのかもしれない。最初に食事と座席のセットを間違えないようにしないとならないから、忙しくなってくると持っていった方が確実なのかもしれないが。
ガストに来るのも久しぶりだったから、こんなふうになっているとは知らなかったので、ちょっと面白い体験ができた。