DaVinci Resolve用のサーバ構築。Ubuntu LinuxにPostgreSQLとSambaをインストールしたら簡単に作れた。

2024-01-06

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DaVinci Resolve用のサーバが意外と簡単に作れてしまった。

DaVinci Resolve用のサーバにするには、

  1. PostgreSQLサーバ
  2. ファイルサーバ

を用意すればできるんじゃないかと思って、やってみたら本当にできてしまったのだ。

CHUWI HeroBoxをDaVinci Resolve用のサーバにする

CHUWI HeroBox」を購入し、Ubuntu Linuxをインストールしてサーバに仕立てている。

せっかくサーバを作ったから、DaVinci Resolve用のサーバにもしてみようと思う。全く必要ないので、完全な思いつきなんだけど。

HeroBoxにはすでにSambaをインストールしていて、ファイルサーバとしては稼働している。

だから、あとはPostgreSQLをインストールしたらよいのだろう。

普通にPostgreSQLをインストールしてもよかったんだけど、Dockerでサクッとインストールしてやった。

何のひねりもない docker-compose.yaml を作って、PostgreSQLサーバとする。

version: '3'
services:
  db:
    image: postgres:14-alpine
    container_name: postgres
    environment:
      POSTGRES_USER: XXXXXX
      POSTGRES_PASSWORD: YYYYYY
    ports:
      - 5432:5432
    volumes:
      - ./data:/var/lib/postgresql/data
    restart: always

なお、

  • POSTGRES_USER (PostgreSQLのユーザ名)
  • POSTGRES_PASSWORD (POSTGRES_USER のパスワード)

の値はDaVinci ResolveでDatabaseを設定するときに使うから覚えておく。

DaVinci Resolve で Database を新規追加する

PostgreSQLサーバが立ち上がったら、DaVinci ResolveでDatabaseの登録をする。

DaVinci Resolveを起動したら、左下の「New Database」からDatabaseを新たに追加することができる。

「New Database」というダイアログが出てくるから、ここで「PostgreSQL」タブを選んで、

  • Thumbnail (表示アイコン。なくても良い)
  • Name (表示名。わかればなんでもいい。「HeroBox」とか)
  • Location (サーバのIPアドレス)
  • Username (PostgreSQLのユーザ名)
  • Password (PostgreSQLのユーザに設定したパスワード)

を設定し、「Create」ボタンを押せば、HeroBoxのPostgreSQL内にデータベースが作成され、DaVinci Resolveにも接続情報が保存される。全部勝手にやってくれるから、データベースの中身なんて気にする必要はない。

あとはこのDatabaseを選んで、普通にプロジェクトを作って編集すれば、どこのサーバを使っているかなんて意識することなく操作ができる。

実はファイルサーバは必須ではないのだけれど、ファイルだけローカルだと外部サーバを仕立てる意味がないので、ファイルサーバも一緒に作るのがいいだろう。そして、WindowsならネットワークドライブでZドライブに割り当てるなど、マシン間で素材ファイルのパスが同じになるようにしておく。

こうしておけば、我が家のようにラップトップやデスクトップで編集したり動画ファイルを作ったりするのがシームレスにやれるようになる。

パフォーマンス的にも悪くない。ローカルに全部ある方が速いに決まっているが、実際に操作してみると、ネットワーク越しにファイルを操作していると思うほどでもなかった。

同ネットワーク内なら、実用的な範囲で使えそうだ。

DaVinci Resolveはそうやって複数名が同時に編集できるように作られているのだから、当たり前なのだろうけど。

おわりに

自宅内サーバを立てたから、試しにDaVinci Resolve用のサーバも作ってみるかとやってみたら、あっさり作れてしまった。

我が家では私しか動画編集しないし、別にデスクトップで編集すればいいのだから、サーバなんて全くいらないんだけど、せっかくだから作ってみたのだ。

意外とパフォーマンスも悪くないし、本気でラップトップとデスクトップでシームレスに動画編集することはできそうだ。やる意味はほとんどないのだけれど。

そんな感じで、実務として使うことはなさそうだけど、DaVinci Resolve用のサーバ構築は、やってみたらサクッとできてしまったのであった。

レビューLinux

Posted by junchan