Steam Deckを使って2年のレビュー。ゲーム機としてもパソコン (Linuxマシン)としてもかなり使ってきたと思う。
Steam Deckを使いはじめて、いつの間にやら2年が経っていた。

Steam Deckが発表されてから、これはいいんじゃないかと心ときめき、2023年のスプリングセールで10%引きになっているのを契機に買った。
実機を手にして、どんなものかと使い始めてみたら、これがなかなかいいものだった。
特にスリープ & レジュームができるのが素晴らしくて、ちょっとした時間にちょっと遊ぶというスタイルが、パソコンのゲームでできるのが画期的だと思った。
大体のゲームが、大体いい感じに遊べるバランス感覚もよくて、こんな重たいゲームも割と普通に遊べるんだなと感動したものだ。
最近のグラフィックがゴリゴリなゲームでもしっかり動いてくれている。もちろん、最高スペックではなく、調整は必要になるけれど。
それでも、NBA2K25が普通にプレイできているのってすごいことなんじゃないかと思う。
それどころか、最近のゲームはむしろSteam Deckを無視できないものになってきているようで、最近になって発売されたゲームはおおよそSteam Deckに対応している感じがする。
NBA2K25には、Steam Deck用のグラフィック設定があったほどだ。
私としても、Steam Deckを購入してからというもの、Steamでゲームを購入する際にSteam Deckでプレイできるか?は必ずチェックしている。
そのくらい、ゲーム機として手放せないものになっている。
一方で、Steam Deckはパソコンでもある。Steam OSはArch Linuxをベースに開発されていて、Linuxマシンとして稼働させることもできる。

Steam Deckにモニタやキーボードを接続すれば、デスクトップのように使うことができる。
Linuxマシンとしては十分に高いパフォーマンスを発揮するスペックで、一通りの作業をこなせる。
おかげで、一時期、出張するときにはこのセットで持ち運んでいたものだ。
Linuxモードで仕事して、息抜きにゲームするような使い方ができる。まあ、パソコンはだいたいそれが可能なんだけれど。
そうやってSteam Deckを使い倒して2年経ったんだけど、未だに普通に使えているのがまたすごい。
流石にSSDの容量が64GBというのは心もとなく、eMMCだったから速度的にもショボかったので、SSDの換装はしたけれど。
Steam Deckは発売から4年目に突入しているそうだから、もはやスペック的には結構なオールドマシーンなわけだけど、それにしたって今でも十分にゲームができている。しかも、割と最新のものまで。
昔はパソコンなんて1年くらいで買い替えていたことを思うと、私的にはかなり長期に渡って使っているマシンであり、しかも、まだまだ使えそうな感じがしている。少なくとも、今日までに発売されたゲームは大体できると思うと、ぶっ壊れるまで使えるということではなかろうか。
スティックがドリフト状態になったら寿命かもしれないけど、今のところそうなる気配はない。Nintendo SwitchのJoy-Conに比べると、耐久性は遥かに高いってことかな。
まだSteam Deckは次世代機の話が出ないまま、市場では似たような形状のゲーム機っぽいパソコンが次々出ていて、それぞれ気にはなるのだけれど、Steam Deckがあるしいいかな、というところで落ち着いてしまっている。
そのくらい安定的に稼働していて、満足度も高いわけだ。
この調子で、私はこれからもSteam Deckでちょいちょい遊び続けるんだろう。実にSteam Deckは名機である。