決算に向けて、最終損益をシミュレーションしながら、今期使える残金を確認する

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当社は7月が決算月だ。つまり、今月である。

そのため、先月末あたりからちょくちょく帳簿を見ながら、あとどのくらい経費として使えるのかを確認している。

損益シミュレーションをGoogleスプレッドシートで行う

こうした損益シミュレーションをするにあたっては、会計システムからデータを抜き出してきて、Googleスプレッドシートにインポートし、そこから金額を調整しながら損益計算をしている。7月に計上するものはまだ出揃ってないから、ある程度の予想で経費を乗せているわけだ。

第4期 収益シミュレーション

売上に関してはおよそ想像がついているが、経費に関しては、法人税など、簡単には計算できない分かりづらいものもあり、今期はどのくらいに落ち着きそうかを都度計算しながら見ているところ。

厳密に言えば、法人税は経費じゃないんだけど、要は売上から減算されるものだから、残りの予算を計算する上では経費と一緒に計上している。

毎年、法人税などに頭を悩ませる

ちなみに、法人税と一口に言っても、法人にかかる税金は何種類かあって、これがまた複雑な計算になっている。

いっそのこと、算式を作っている国税局?なりが簡易に計算できるツールを提供してくれればいいのだが・・・そういうものはない。仕様書になっているんだかよくわからない文章を法人側で読み解いて、各種税金の算式を理解するしかない。

つまり、実態としては、法人を作ったら、どの項目の税金が自分らに適用されるかは法人側が正しく理解すべし、その算式も自分たちで理解すべし、その上で間違いなく申告すべし、というのが我が国のスタンスなのだ。

しかも、申告は税務署、県庁、町役場にそれぞれ窓口があり、申告書類はそれぞれ数種類ある。しかも、毎年ちょっとずつ変わる。

まとめると、法人の税金関係は、全ての項目を、法人側が正しく計算した上で、正しい宛先に向けて申告せよ、というのが現行の納税システムなのである。なにこの無茶振り。

なお、私はそこまで頑張るつもりがないので、税理士さんにお任せしている部分である。ある程度は知っておいた方がいいけど、全部の業務ができる状態になっている必要はないだろう。専門家に任せたらよい領域だと思う。そのくらい面倒くさい。

法人税などを算出するシートをGoogleスプレッドシートに作る

とはいえ、今期の収益を見定めるにあたっては、素人計算でもある程度は正確に法人税も算出したいもの。

そこで、法人2期目あたりで、課税所得に対して税金がいくらかかるかを算出するシートをGoogleスプレッドシートで作っている。

法人税など算出シート

このシートを作るために、それなりに税金に関して詳しくなってしまった。カンペを作っていたら覚えてしまう現象に似ている?

そして、頑張って作ったのに、毎期、税理士さんが算出する値と微妙に違うのが未だに解せない・・・私が理解できていないところもありそうだが、ひとまず収益をシミュレーションするには十分な精度になっているとは思う。

おわりに

法人の決算が近いので、あとどのくらいお金が使えるかは日々注意深く見ている。

経理システムからデータを出して、損益シミュレーションをし、大体どんなものかを把握するようにしている。法人税などを自前で算出するのに苦労しているが、おおよそいい精度で予測できるようにはなっていると思う。

ちなみに、今期は残り半月を切っているが、収益としては厳しい感じ。

経理で使っているマネーフォワードクラウド会計が急に値上げをしてくるなど、予定外の出費にあえいでいる。

今すぐ買う必要のないものは来月に回すようにするなど、消費を控えた方がよさそうだ。

そのことがわかるだけでも、それなりの労力をかけて損益シミュレーションをしている甲斐があるというものだろう。