CHUWI HeroBoxにUbuntuをインストールし、Sambaを入れて、ファイルサーバに仕立てる

2024-03-23

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CHUWI HeroBox」というミニPCに、リリースされたばかりのUbuntu Desktop 22.04 LTSをインストールした。

HeroBoxは、家庭内サーバとして使ってみようと思って購入したマシンである。

Ubuntuのインストールがあっさりと終わったので、もろもろの初期設定を終えて、早速、サーバに仕立てることにする。

いくつか使い道を考えているのだが、まずは定番のファイルサーバか。

HeroBoxで家庭内ファイルサーバを作ろう!

我が家ではWindowsやMacを使っていて、基本的にはGoogle DriveやOne Driveでファイル共有をしている。これでほとんど事足りている。

ほとんど事足りているのだが、動画などの大容量ファイルを、一時的にとはいえクラウドストレージに配置すると、容量が厳しくなってしまうのが気になっていた。

その点、HeroBoxは内蔵SSDが256GBしかないとは言え、クラウドストレージに比べれば大容量だし (One Driveは1TB使えるけど)、何ならSSDを増設すれば簡単に容量を増やせる。

何より、ネットワークが近いからアクセスも速いだろう。

そんなわけで、まずはファイルサーバになってもらおう。

Ubuntu 22.02にSambaをインストール

ファイルサーバにすべく、定番のSambaをインストールしてみる。

まずはSambaのインストールだ。

sudo apt install samba

続いて共有ディレクトリを作成して、書き込み権限を付与。

mkdir /home/<user>/Share
chmod 777 /home/<user>/Share

自宅の中のネットワークで使うだけだし、権限にはあんまりこだわらない。

そして、Sambaサーバの設定ファイルに追記する。設定ファイルはここにある。

/etc/samba/smb.conf

[Share]
        comment = HeroBox
        path = /home/<user>/Share
        read only = no
        browsable = yes

設定ファイルを書いたらSambaを再起動して。

sudo systemctl restart smbd.service

Sambaにユーザも追加しておかなくては。

sudo pdbedit -a <user>

なお、pdbeditで追加するユーザは、Linuxにユーザとして存在している必要がある。

もう私しか使わないから、私のアカウントをまま使っている。

あと、このコマンドを実行すると、パスワードの入力を求められる。

ここまでできれば、あとはここで作ったユーザとパスワードを使ってアクセスできるようになる。

サーバの設定がうまくいっているかは、Windowsならエクスプローラで「ネットワーク」でも開いてみればわかるだろう。

若干、ネットワーク上に現れるのに時間がかかるかもしれないが、待ちきれなければ直接アドレスバーにサーバ名を入れてみてみればアクセスできるだろう (\\HeroBox\Share、のような感じで)。

おわりに

実にあっさりと、手乗りサイズのミニPCでファイルサーバを作ることができた。

昔はNASを使っていたりしたが、こうして簡単にファイルサーバを立てられるのなら、自分で作ってみるのも悪くないだろう。ファイルサーバのコスパとしては、専用機であるNASの方がよいのだろうけど。

さて、我が家では複数のパソコンを使っているとはいえ、大体クラウドストレージで間に合っていることもあって、ファイルサーバを使うシーンのイメージがまだない。

まあ、せっかくサーバを作ったんだから、まずはファイルサーバをやってみたかった、ということで。

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Posted by junchan