FMトランスミッターを使って、スマホの音を車載スピーカーで再生する
放送大学のラジオ授業を、車を運転しているときに聴くために、FMトランスミッターを試してみることにした。
いつもスマホで再生しているんだけど、スマホのスピーカーでは最大音量にしてもちょっと小さくて、もう少し大きな音を出したいと常々思っていたのだ。
ちょうど楽天セールをやっていたので、いくつか見繕ってみた中で、JAPAN AVE.の「JA998」というのにしてみた。
外箱を手にしたとき、結構小さいものだと思った。
中に入っていたのは、
- 本体
- auxケーブル
- 説明書
だけ。
FMトランスミッター本体は結構コンパクトだと思う。
左手についているツマミは押し込んだりねじったりできるようになっている。
押し込むと再生/一時停止になり、ねじると前の曲/後の曲に進むという操作ができる。
右端についているのはイコライザーで、4パターンの調音ができるそうだ。多分、標準のものしか使わないけど。
側面にはUSBが3口ある。これでスマホなどを充電できるようになっている。それぞれ出力容量が決まっていて、左2つが2.1Aで、右端は0.5Aだそうだ。
右端の口は、音楽ファイルを配置したUSBメモリを差し込むと、その音楽ファイルを再生することもできる。
ただ、USB2.0の32GBまでであり、MP3かWMAファイルじゃないとダメだし、フォルダを作っても読み込めないらしく、ファイル管理という点では使い勝手が悪い。
反対側の側面は、FM周波数を調整するボタンと、AUX入出力端子がある。
AUXは入力にも出力にも対応していて、スマホとFMトランスミッターをつないで、音声入力に使うだけでなく、FMトランスミッターと車載オーディオをつないでやれば、音声出力にも使うことができるらしい。
端子は1つだから、どちらかにしかつなげないけど。
可能であれば、FMトランスミッターと車載オーディオを繋いでやったら、FM電波という干渉される電波を使わないで済むから、よりノイズを減らすことができるだろう。
愛車のシガーソケットに差し込んでエンジンをかけると、すぐに起動した。
FMトランスミッターのFM周波数を設定し、車載ラジオの周波数をそれに合わせれば、FMトランスミッター→車載ラジオの接続は完了。
続いて、スマホとFMトランスミッターをBluetoothで接続する。
まとめると、こんな感じでスマホが車載スピーカーにつながることになる。
スマホ – (Bluetooth) → FMトランスミッター – (FM電波) → 車載ラジオ → 車載スピーカー
なお、最初はスマホとFMトランスミッターをauxでつなごうと思ったんだけど (そのほうがノイズが減るので)、付属のauxケーブルは2極のものだったからか、スマホPixel 5a (5G)とつないでみても認識されなかった。
4極にしてくれたらよかったのに・・・
おかげでaux入力は諦めて、Bluetoothで接続したのだった。
愛車SWIFTのシガーソケットに差し込んでも、奥まで刺さるわけではなく、飛び出した状態である。
私の車はMT車なので、頻繁に操作するミッションレバーが干渉すると困るんだけど、当たることはなさそうだ。
ただ、USBケーブルを差したりすると、この向きだと干渉するかもしれない。
シガーソケットにはどの角度で差し込んでもよいので、USBケーブルが当たるようなら別の角度にしたらいいだろう。
あとは小型のUSBメモリを買って、適当にMP3ファイルを突っ込んでから差し込んでおいた。
これでスマホを接続しなくても、何かしらの音楽を再生することができる。
ちなみに、このFMトランスミッターに対応したスマホアプリがあり、Bluetooth接続したスマホでそのアプリを使うと、USBメモリ内の音楽ファイルを一覧表示でき、選曲もできるようになっている。
一度接続セッティングを終えてしまえば、エンジンをかけたらFMトランスミッターが起動し、スマホと車載ラジオに自動的に接続されるようになる。
だから、毎回接続のための操作をする必要はなく、なかなか使い勝手はよさそうだ。
肝心の放送大学のラジオ授業を流しながら軽くドライブしてみたが、かなりクリアに聴くことができた。
音量の問題も、車載スピーカーであればかなり音量が上げられるから、随分と聴きやすくなった。
やりたいことが実現できたので満足している。
また、スマホが再生できるものであれば車載スピーカーで再生できるようになったので、YouTubeやAmazonミュージックなどからストリーミング再生することもできる。
我が家はあんまり音源を持っていないから、そういうサービスを使って音を出すと幅が広がっていいかもしれない。スマホのパケットは使うけど、音声だけなら大したことにはならないだろうし。
今度、出張で長時間ドライブする予定であり、そのときに真価を発揮してくれることだろう。楽しみである。