放送大学「司法・犯罪心理学 (’20)」を履修してどうだったか
放送大学2023年度1学期に「司法・犯罪心理学 (’20)」を履修している。
単位認定試験はまだだが、授業やテキストは一通り学習し終わったので、この時点でどんな科目だったかを振り返ってみる。
まず、私は日本の司法についてよく知らなかったので、日本にはこういう制度があるんだ、こうやって法に基づいて裁かれて行くんだ、などということを学んだのが大きかったと思う。
地方裁判所と家庭裁判所の違いとか、全く知らなかったし、非行少年とか不良少年とか言うけどそれが法の上ではどう定義されているのかも知らなかった。ちなみに、不良というのは法律用語ではないらしい。
相手の話を徹底傾聴する、などといった心理支援の話より、司法や犯罪といったことを取り巻く国の制度とか、犯罪があったときに被害者や加害者が置かれる環境がどういうものなのか、といったことを学べたことに意味があったのだろうと思う。
そんな司法という領域の中で、どのようなことが行われていて、そこに心理士がどのように関わっているか、役割を期待されているか、ということを知れたのが一番の学びだった気がする。
これまでの人生の中で全く関わってこなかった領域だから、本当に全くわかってなかった。
そういった領域に触れられたのがよかった。
あとは、全体を通して講師の持論を語られている部分が多い感じがしていて、それだけ研究が進んでいない分野なのかもしれないし、あるいは講師がその第一人者ということなのかもしれない。
結局のところ、本科目では、日本の中で定められている司法制度について学んだことが一番の収穫だった気がする。