放送大学「発達心理学概論」は、子育て中の親は学んでみるといいんだろうなと思う
放送大学の2021年度2学期に履修した科目の中に、「発達心理学概論」がある。
正直、「発達心理学」という分野にそれほど興味があるわけでもないのだけれど、ちょうど子育てをしているところだから、知っていると役に立つんじゃないかな、と思って学んでいるという側面もある。
というか、子どもたちが小さいうちじゃないとこの科目は取らないんじゃないかな、と思って履修していたりして。
そんな動機で発達心理学を学びはじめているわけだが、現代の発達心理学の対象となっているのは子どもだけではない。
受精したときから、死ぬまでが対象だったりする。
だから、私自身も対象だし、老人だって対象だ。
そんな側面があることを知ったのは、1学期に「心理学概論」の中で「発達心理学」という学問に触れたときだった。
まあ、そうはいっても、私としては子どもたちの成長を見守る中で、知っているといいんだろうな、という動機があることは変わりがない。
ある意味、目の前にサンプルが3例もあるわけで、きょうだいの性質の比較や、それぞれの発達段階に応じたあれこれの経験もあって、おかげで「なるほど、そういうことだったのか!」とわかることがある。
あと、テキストに書いていることをすぐ試すことができるのもよかったりする。
こうして学んでいると、「発達心理学」という学問は、子育て中の親は知っているとなにかといいんじゃないかと思う。
子育てをしていると、不安になるときや、これでいいのかと悩むとき、子どものやらかすあれこれに対して困ったりすることがあるわけだが、一定の傾向や根拠がわかると、意外とそういうものに悩まないで済むようになる。
もうちょっとしたらこの状況を抜けられるんだろうな、とか。
今はこういう状況だから、あんまり考えても仕方がないんだな、とか。
そういうことがわかると、気が楽になるものだ。
よくわからないことがいつまで続くかわからない不安がなくなると、割と今を楽しめるようになったりもする。
そういう点では、「発達心理学」について学んでいることは、子育てをしている上で役に立っているという実感がある。
「発達心理学概論」はそんな「発達心理学」の大枠がつかめる感じがしていて、この分野を学ぶ入り口にはいいんだろうな、と思う。
目の前にいるサンプルとも上手に付き合いながら、学びを深めていくとしよう。