放送大学「心理と教育へのいざない」を履修する。最初は何を言っているのかわからず苦心したが、あるとき急にわかるようになってきた。
この10月から、放送大学は2学期がはじまった。
2学期に履修している科目の中で、「心理と教育へのいざない」という科目がある。
この科目は、放送大学の中では「導入科目」という位置づけで、最初に取ったらいいとされている科目である。
また、認定心理士を取るなら、単位認定される科目になる。
そんなわけで、この2学期に履修を決めた。
ちなみに、この科目はラジオ放送で受講できる科目である。
おかげで、車を運転している間などに再生して聞いていたりする。
ただ、最初のころは聞いていても何を言っているのかイマイチわからず・・・とはいえひとまず聞き続けてみようと思い、よくわからないながらも頑張って聞き続けてみた。
すると、あるコマから突然、何を言っているのかわかるようになってきた。
わからなかったところは先生がよくわからないことを言っているのかもしれないし、テキストを読んだらわかるかもしれないと思ってテキストを読んだのだが・・・やっぱりよくわからなかった。
それが、あるとき、パッと「そういうことか!」とわかるようになってきた。
「心理と教育へのいざない」という科目は、大きく3つの分野で構成されていて、教育学、心理学、臨床心理学という順番で編成されている。冒頭にもそのように書かれている。
どうやら私がよくわからないと思っていたのは、最初の教育学のパートだったようで、途中からわかるようになったのは、心理学のパートに移ったから、ということだったようだ。
心理学の分野であれば、1学期に学習していたし、かれこれ10年くらい心理臨床の場面に関わっていたこともあって、だいたい何を課題にしていて、何をしようとしているかがわかる。
そう思うと、私がよくわからないと思っていたところは、教育学のパートだったのだ。そのことがあとからわかった。
そして、それがわかってみると、だんだん、最初のころの何を言っているのかわからなかったところが、ちょっとずつわかるようになってきた。
なるほど、教育学というのは、そういう課題を扱っているのね、とか、そういうアプローチをしようとしているのね、というふうにつかめるようになってきたのだ。
こうして勉強をしてみると、これまでほとんど扱ってこなかった分野のことが出てきたら、本当に何だかわからないんだな、というのを実感する。
全く扱ってないわけでもなく、全く何もわからないわけでもないんだけど、何が言いたいのかよくわからないのだ。
私にとってはそれが教育学という分野であり、それがちょっとでもわかることが増えたということであれば、「導入科目」である、この「心理と教育へのいざない」という科目を履修した意味があったのだろう。
新しいことを学ぶのは、最初はとっつきにくいけど、わかってくると楽しいものだと改めて思った。
おかげでもう1回ラジオ授業を聞いてみようかな、という気分になった。
今度、温泉に行くときにでも聞き直してみるとしよう。