放送大学で学んだことが、実例として確認できてちょっと楽しかった。「求差型」の引き算は意味がわからないらしい。
小1の息子が「どうやって解いたらいいかわからない」と言ってさじを投げている算数の問題があった。
息子は小学校に上る前から、簡単な足し算や引き算はできていたというのに、どんな問題なんだろうか、と興味がわいた。
学校の宿題だったらしく、「できたらやったらいい」くらいで言われていたそうで、別にやらなくてもよかったそうなんだけど・・・
問題を見てみると、「ああ、なるほど!」と思った。
おとこのこが 4にん います。おんなのこが 7にん います。ちがいは なんにんでしょう。
これは算数の引き算の中でも「求差型」と呼ばれる問題で、このパターンの問題は、子どもの認知上の問題により、意味がわからないという子が多い、とされているものだ。
特に低年齢の子には理解が難しい問題らしい。
「7-4=3」が解ける子でも、この問題は「意味がわからない」から解けないのだ。
というのを、この春に入学した放送大学で履修していた科目「教育・学校心理学」で学んだところだった。
理解できない理由についてはここでは語らないが、学んだとおりのことが出てきて、本当にそうなんだなー、と確認できて、父としてはちょっと面白かった (笑
なお、一応、こういう問題はどうやって解けばよいかを先生から教わってはいたらしく、何やら図を書きながら問題を解いていた。
奥さんがちょっとヒントを出しちゃった気もするけど、ひとまず解けたようだからよいだろう。
こうやって私が学んだことを実例で確かめられるのはいい。なにせ我が家には被験者が3人いるから、教育心理学や発達心理学などで出てきた内容を、ちょいちょい確かめていたりする。
子どもたちと過ごしていると、「あ、あれのことか!」と思う事象がときどき出てくるのが面白く、学ぶことは楽しいことだと、改めて思ったのだった。