放送大学で「神経・生理心理学」を履修してどうだったか
放送大学の2022年度2学期に「神経・生理心理学」を履修した。
単位認定試験も終わったことだし、履修してみてどうだったか振り返ってみようと思う。
まず、生物学の基礎的なことを学んでこなかったので、取っ掛かりはキツかった。はじめて聞く単語が異常に多く、未だに覚えきれていない。全部覚えることよりも、大まかな流れを掴むことが大事なんだと思うけど。
他の科目のテキストに比べると図も多く、ずいぶんと分厚かった。30~50ページくらい多いだろうか。他の科目のテキストでいえば17章とか18章くらいまであるイメージ。この物量が学習時間にずいぶんと効いた。
そんな感じで、私にとっては苦労した科目だったんだけど、心の動きと身体の動きが結びついてくると、心理の理解もまた変わってくる感じはした。
脳科学などは学んでみたいと思っていたし、ちょうどよかったと思う。
脳の構造や機能、神経系の働きやホルモンの作用など、人体のことを知ることで、さらに人体への興味を引き立ててくれた。
このあたりはもっと勉強していきたい領域である。
公認心理師のカリキュラムには、人体の構造や機能に関して扱っている科目もあるし、次はそれを履修するつもりだ。きっと、さらに理解が進むことだろう。
個人的には、放送大学の教材 (授業動画とテキスト)だけだと理解が難しかったので、本屋さんで見つけた図解も役に立った。
いくつかの資料を見比べることで理解が増すので、授業の内容と照らし合わせつつ、こうして市販の参考書を活用するのもよさそうだ。
そうして学習していくにつれて、だんだんわかってくるのが楽しい。
それこそ神経系がどんどんつながっていくように、どこかの理解が進むと、他の理解につながっていく感じがある。
人体という複雑なシステムをすぐ理解することは私にはできそうにないから、こうしてちょっとずつ理解していくのみである。
そういうきっかけになった科目だと思う。