「認知行動コーチング基礎講座」に参加して、コーチング心理学についてまた少し詳しくなった
コーチング心理学協会さんが主催する「認知行動療法と認知行動コーチング基礎講座」に参加した。
同協会の講座に参加するのはこれで2回目である。
心理学を研究している中で、コーチング心理学という領域があることを知り、突っ込んで学んでみたいと思ったのが参加のきっかけだ。
日本ではこのコーチング心理学という領域についての情報はまだまだ少なく、書籍が数冊あるだけ。そのため、講座があるなら講座に参加したら更に情報が得られるだろうと期待している。
さて、コーチング心理学では、世界に無数にあるコーチングの手法や考え方をいくつかに分類していて、今回はその中の「認知行動コーチング」を扱っていた。
学んでみた感想としては、「これが認知行動コーチングだ!」と言えるものはなさそう、ということ。
コーチングをする中で、認知や行動にフォーカスして分析したり、その変容を促したりするものを広く認知行動コーチングと言っているようだ、と理解した。
理論の根底には認知療法や行動療法、それらを融合した認知行動療法の考え方があって、その手法を応用している。そういう点ではエビデンスベースな手法だと言えそうである。そして、そのおかげで考え方やモデル、フレームワークなど無数に存在している。そんな感じだから、使いやすそうなものをチョイスして使うのがよさそう。
コーチングセッションが進行する中で、クライアントさんの状態や状況に合わせて、認知や行動といった要素にフォーカスする、というふうに組込んで使うのがよさそうな感じがした。
講座ではそのためのツールやフレームワークを得ることはできたので、色々と実践できそうだ。
当初の目的であったコーチング心理学の情報収集にはなったし、講座の内容を復習してさらに知識を仕入れる機会としよう。