霧ヶ峰高原を家族で散策。ビジターセンター、霧鐘塔、グライダー、薙鎌神社と歩き倒す
白樺湖滞在2日目。ちょっと車を走らせて、霧ヶ峰高原まで行ってきた。
白樺湖からは車で30分ほどで霧ヶ峰ビーナスにたどり着く。

霧ヶ峰ビーナスは「標高1,660m旅の駅」だそうで、広い駐車場にお土産屋さん、食堂などがある。霧ヶ峰高原を散策するベースとして使える場所だ。
以前、一人でここまで遊びに来たことがあり、今度は家族で来ようと思っていたので、ちょうどよかった。
この日も霧ヶ峰ビーナスに車を停めて、霧ヶ峰高原を散策することにした。

霧ヶ峰自然保護センター (ビジターセンター)
まずは駐車場にあるトイレで用を足して、霧ヶ峰自然保護センターに行く。


こちらには霧ヶ峰高原の歴史や生態系などの情報が集められており、散歩コースなども紹介されている。
軽く見て回ってから散策をはじめよう。
と思っていたんだけど、このビジターセンターだけでもまあまあ歩き回り、時間を費やしてしまった。そのくらい子どもたちにとっても展示が面白かったようだ。
霧鐘塔
自然保護センターを堪能したら、駐車場を横切り、道路を渡り、散歩道?に向かう。

舗装された道があるから、普通のスニーカーで十分に歩ける。登山用の装備なんかはいらない。
道路に沿って歩いていくと、やがて霧鐘塔にたどり着く。

この地が霧ヶ峰というだけあって、霧が深くなるときがあるそうで、濃霧になると見えなくなってしまうらしい。そういうときはこの鐘を鳴らし、周りの人にこの場所を知らせるために作られた、とのこと。
子どもたちはこういうものを見たら鳴らしてみたくて仕方がなくなる生き物だ。周りに人がいなかったから、好きにさせておいた。鐘は結構重たくて、簡単には鳴らせないと思っていたんだけど、長女は割とあっさりと鳴らすことができた。
あと、霧鐘塔の周りは開けていて、かなり見晴らしがいい。天気が良ければ、富士山まで見えるとのこと。

この日は天候の条件が合ったようで、遠くに富士山が見えた。上の写真の真ん中あたりで、雲の上に突き出た三角が富士山だそうだ。
前に来たときは見れなかったから、今回はいい日に来たな、と思った。
霧ヶ峰グライダーふれあい館
霧鐘塔の周りを歩き回ったら、更に奥に進んでいく。

開けた景色を見ながら歩くのはとても気持ちがいい。
しばらく歩いていると、体育館のような建物が見えてくる。霧ヶ峰グライダーふれあい館だ。

ここにはグライダーの実物が展示されていたり、グライダーに関する映像を見たりすることができる。

映像は3種類あったかな?そのうち1つを見ていく。
グライダーに乗るにあたってはこんなことをしていて、いざ飛んだら景色が見える、というストーリーの、グライダー紹介動画だった。
やはり空を飛ぶにはそれなりに入念なチェックがいるんだなーとか、グライダーはそうやって飛ばしているのか!とか、なかなか勉強になった。面白い。
こうしてちょっとした知識があるだけでも、グライダーの見え方が違ってくるのが面白い。

霧ヶ峰高原はグライダーでの飛行が盛んに行われていて、散歩しているとグライダーがよく飛んでいるのが見える。
なお、霧ヶ峰グライダーふれあい館を更に奥に向かって歩いていくと、グライダーの巻き上げ機?を見ることができる。この機械で1km先のグライダーを一気に引っ張り、グライダーはその加速を利用して離陸するのだ。

タイミングがよければ、この機械が轟音を上げながら縄を引っ張る様子を見ることができる。
薙鎌神社
霧ヶ峰グライダーふれあい館から更に歩く。
空飛ぶグライダーを横目に見ながら、さらに進んでいく。

その先には、諏訪湖を見下ろすことができる薙鎌神社 (なぎがまじんじゃ)がある。

ここの景色は絶景である。眼下に見える諏訪湖がなんとも眩しい。霧ヶ峰ビーナスから20分くらい歩くことになるが、こちらに来たらぜひ訪れて欲しい場所である。
なお、あの諏訪湖の方からやってくる上昇気流のおかげでグライダーが飛ぶそうだ。そういう地形の条件もあって、この地でグライダーによる滑空が盛んに行われているのだろう。
帰り道でトカゲを捕まえる長女
薙鎌神社を参拝し、諏訪湖や富士山を堪能したら、また同じ道を辿って戻っていく。
子どももいるし、途中途中で休みつつ行ったこともあって、結構な時間を歩き回っていた。

帰り道でトカゲを見かけて興味深そうにしていた長女が、いつの間にやらトカゲを捕まえていた。

すげー嬉しそうに撫で回していた。トカゲもいい迷惑だろう。長女は指先でドクンドクンって感じる、とか言ってたけど、トカゲは心臓バクバクだったんじゃなかろうか。
それにしても、長女はよくトカゲとか平気で掴むなぁと思ってしまう。上の子や下の子は手を出そうとしないのだが。
長女はずっとトカゲを掴んだまま帰り道を歩いていたのだが、流石にそのまま持って帰るわけにもいかないので、程よいところで草むらに離すよう言った。名残惜しそうではあったが、長女は素直にトカゲを手放し、トカゲは草むらのどこぞへ走って消えていった。
霧ヶ峰ビーナスでランチを食べる
霧ヶ峰ビーナスまで戻ったら、食堂でお昼を食べた。

結構な時間を歩き回っていたから、みんな疲れていて、腹ペコだったからか、あっという間に食べてしまった。
駐車場の方にある屋台でもじゃがバターを食べ、それなりに腹も膨れたところで、霧ヶ峰高原を後にしたのだった。
おわりに
家族みんなで霧ヶ峰高原を散策してきた。
前に1人で来たときに、今度は家族を連れてこようと思っていたところだったので、夢が実現して感無量である。
この日は天気が怪しかったんだけど、散策している間は天気がもってくれて、帰る頃にポツポツと降り始めた。本当にちょうどいい時間帯に行けたようだ。
そんな天気だったにも関わらず、富士山を見ることはできたのは僥倖か。
だいぶ歩き回ったから、次女なんて帰りの車では速攻で爆睡だった。しっかりと体力を削れたようだ。きっと夕飯もうまかったことだろう。いい運動になった。
白樺湖滞在2日目の午前中は、そんなふうにして霧ヶ峰高原を練り歩いたのだった。







