娘のへその緒が取れた。生後6日目、お風呂に入れようと服を脱がしていたら、コロンと落ちた。
生後6日目の娘を沐浴させようと、風呂場で服を脱がしていたら、コン、という音がした。
風呂で全裸な私も、娘の服を脱がしていた奥さんも、もちろん娘も、そんな硬い音がするものなんて持ってなかったから、何の音がしたのだろう?と不思議だった。
そして、奥さんが「あ!へその緒が取れてる」とか言ったのを聞いて、ようやく、娘のへその緒が取れ、それが床に落ちたときに鳴った音だったことがわかった。
カラカラに乾燥しきったへその緒は、触ってみると確かにカチコチだった。軽石みたいな感じ。
実は今回の出産の際、娘のへその緒は私が切った。切っていいよ、と言われたので切ってみたのだ。
切った瞬間に血がドロっと出てきた。まだへそと胎盤はつながっていたので、へその緒の中に血が残っていたのだろう。
なお、へその緒の中にある血は、母親の血ではなく、赤ちゃんの血らしい。
へその緒は触ってみるとぷにぷにしてて、ハサミで切った感触的には、まさにホルモンだった。焼いたら食べられそうだった。
ちなみに胎盤も食べられるそうだ。取れたて新鮮、産地直送で栄養価も高く、本当にこれを食べる文化の人たちも世の中にはいるらしい。レバーみたいな感じなのだろうか。実はちょっと食べてみたかった。
なお、風呂場で取れたへその緒は回収して、産院でもらった桐箱に入れておいた。
桐箱の中にはすでにへその緒が入っていて、今日取れたへその緒も追加で入れておいた。
何でも、「へその緒はおむつの中で取れちゃって、見つからないということがよくあるから」と、産院の方で、胎盤側から切り取ったへその緒を、乾燥させて、桐箱に入れ、プレゼントしてもらっていたのだ。
かくいう長男のときがそんな感じであり、いつの間にかへその緒がなくなっていた。結局、どこに落ちていたのかは覚えてないが、奥さんが必死こいてそこら中をあさって、見つけ出していた。今はそのへその緒を入れた桐箱がどこにあるかわからないが (苦笑
あと、長女のときもいつの間にやらなくなっていて、そのときは私も奥さんも「まあ、いっか」ということで特に気にしなかった。
おかげで長女だけへその緒が残っていないことになってしまった。
この長男のときと長女のときの扱いの違いといったら (笑
次女も風呂場でコロンと落ちることなく、おむつの中に落ちていたら、探すこともなかったのだろうな。
こんな感じで、生後6日目にして娘のへその緒はこぼれ落ち、桐箱の中にしまわれたのであった。