コクヨ「ネオクリッツフラット」はペンスタンドにもなるスリムなペンケース
万年筆を使うようになってから、持ち運ぶペンが増えたこともあり、ペンケースがあると便利なんじゃないかと思うようになった。
どうせ買うなら流行りの?ペンスタンドになるものがよいと思って、たまたまツタヤで見かけたコクヨの「ネオクリッツフラット」を試してみることにした。
上の写真でいうと、ファスナーの引手が右上と左下についている。それぞれの引手でペンケースの開き方が変わる。これがなかなか工夫されていると思ったものだ。
まず、左下についているファスナーの引手から開けて、上半分を折り返すと、ペンスタンドになる。
こうすると底面が三角形になり、十分な安定感が得られる。
手持ちの万年筆やボールペン、マーカーが計6本と、修正テープを入れているが、全然余裕である。
薄い付箋のようなものであれば、手前や袋の中にあるポケットに入れるのもよいだろう。
そして、これだけガチャガチャ入れた状態で、ファスナーを閉じる。
すると、かなりスリムな形状になる。
ファスナーを閉じるときに、中のペンがガチャガチャして閉めにくいんじゃないかと思っていたんだけど、やってみたら全くの杞憂だった。普通に閉まる。
ペンが6本あり、修正テープもあるから、そこそこ入っているんだけど、スリムに収まるものだ。
メーカーサイトによると、これでペンが15本くらい入るそうだから、十分な収納力があると思う。
また、上部のファスナーの引手から開けると、個別にペンを抜き出すこともできる (ペンスタンド形体にはならない)。
普通のペンケースの使い方といえばこういう感じだろう。
ネオクリッツフラットは、名前の通りフラットに収まるから、手帳と一緒に片手に持つのも余裕だ。
我が家の中だけでも、執務室や台所、会議室など、普段から手帳などに書き物をする場所が4ヶ所くらいあるから、こうやって一揃えでガバッと持っていけるのは都合がいい。想像していた以上に快適になった。
これまでは「みんなのツバメノート」という、ツバメノート型のケースに手帳もペンも一緒にガバッと入れて持ち運んでいたんだけど、意外と机の上のあちこちにペンが転がってみたり、このケース自体が場所を取ったりしていて、煩雑になっていたのだ。
それがこのペンケースを立てかけて、手帳を開くだけになったら、必要なスペースも少なくなった。ペンはペン立てに入れるから散らばることはない。ペンケースを置く場所と、手帳を置く場所があればよくなった。
そして、書物をしようと思ってからさっと書けるようになった。
「みんなのツバメノート」でごっそり持ち運んでいたときは、手帳に書き出そうと思ったら、手帳を出したりペンを出したりという段取りをしていたのだけれど、これが意外と煩わしいものだったのだと思った。
家の中だけではなく、外出するときもこのペンケースを持っていけば事足りる。スリムだからカバンの中で邪魔にならない。出し入れがサッとできる。
また、外出先のシチュエーションによって、ペンケースの上から開けて1本だけペンを出して使うのもいいし、下から開けてスタンドにして使うのもいい。
これも結構快適だ。
あとは、ペンの替芯や万年筆のカートリッジなども「みんなのツバメノート」に入れて管理していたのだけれど、それはそのまま継続したのでいいかな、と思っている。家の中なら別にどちらにあっても構わないし、出張するときはどうせ「みんなのツバメノート」も持っていくし。
あえていうと、ちょっと出かけるときに替芯まで気にするかといったところだが、気になるときは必要な替芯だけ入れていけばいいだろう。あんまり出先でどうしても替えなきゃ、ということもないから大丈夫だろう。
そんな感じで、ネオクリッツフラットは、使ってみるとなかなかご機嫌に使えるもので、どうしてもっと早くから使わなかったんだろうと思うくらい、ペンと手帳を運ぶのが快適になった。あと、ペンがそこら辺にゴロゴロ転がることもなくなったから、机上が煩雑にならなくなったし、使いたいペンを探す手間もなくなった。
おかげで仕事の効率もよくなりそうだ。