スキーの試乗会を初体験。ほおのき平スキー場で色々なスキーを試してみた。
ほおのき平スキー場でスキー試乗会が行われていたので、やってみることにした。
初めてのスキー試乗会で楽しみだ。
受付で名前や連絡先を記載して、補償料?1,000円を渡し、身分証を預かられてしまった。
そこにズラッと並んだスキーが、1セットで10万円も20万円もするものがゴロゴロと転がっているのだから、そのくらいやるのも無理ないか。
ここに置かれているものだけで、末端価格は100~200万円は軽く行きそうだ。もしかしたらもっとするのかもしれない。一財産だ。
スキー板のセットなんて買ってみるまで使い心地はわからないものだけど、1セット10万円とか軽くするのを思うと、おいそれと買えるものじゃない。
それが1,000円でアレコレ試せるのだと思ったら安いものだろう。
ATOMICやHEADなど、有名どころのスキーがズラッと並んでいる。
まずはATOMICのレーシングスキーを試してみる。
スキーの長さは187cmで、R=26。こいつは走りそうだ。
新しく、しかもしっかりメンテナンスされた状態のスキーを履くだけでワクワクする。
リフトに向かうまでの間だけでも、今使っているスキー板と全然違うことがわかる。こんなに滑るのか、と。せめて自分のスキーもメンテしてやらないとなーと思う。
そして、実際に滑走してみると、めちゃくちゃ気持ちよかった!
推進性が抜群で、切れ込むような滑り心地。エッジが効いててズレる気がしない。高速でも安定していて、バタつくこともなく、見事にまっすぐ滑り降りることができた。
R=26の板なんてはじめて履いてみたんだけど、流石にかなり硬かった。踏んでもたわみを作れた気がしない。
それ以前に、ある程度の圧力を超えると、ブーツが「くにゃん」となる感じがして、それ以上の力を伝導できてないようだった。これがブーツの硬さ (フレックス)というやつなんだろうか。
このATOMICはとにかく素晴らしい滑り心地だった。欲しい。
2~3本ほど滑ったら、次のスキーに履き替える。
今度はVOLKLのSLにしてみた。WOLKLはじめてだし、SLも初めて。
これは先のATMICとは全然違っていて、こんなに簡単に曲がれるのか!と思った。
あんまり小回りなんてやらないし得意じゃないと思ってたんだけど、この板なら小刻みなターンもできる感じがした。
あと、あんまり踏んじゃダメな板だったか。あまりにクイッと曲がりすぎて、スキーだけ先に滑ってしまい、コケそうになった。
踏み込んで使うというよりは、クイックにエッジを切り替えて乗るくらいで十分曲がれるようだった。
この違いがわかっただけでも試乗会に来た甲斐があったというもの。
そんな感じで、いくつかのスキーを試していく。
試してみた中では、私の今の実力とかスキーに求めることを思うと、R=20くらいの板が程よいのかな、という感触だった気がする。
あとは、私は体重があるし、速いスピードで滑るから、長さは180cmくらいあった方が安定する感じがする。
まあ、一番よかったのは最初に乗ったATOMICレーシングだったけど。
次々ととっかえひっかえして滑ることで、スキーの長さやR、メーカーごとの特性などがちょっとわかった感じがした。試してみることでかなり勉強になった。
あとはブーツのフレックスについてもわかった気がする。フレックス=110というのは私にはちょっと柔らかいのかもしれない。そんなに硬いスキー板で高速に滑ろうとしなかったら十分なのかもしれないけど。
ただ、ブーツは買ったばかりなので、あと数年はこれで行くしかあるまい。フレックスを120にも設定できるらしいし、せめてそれだけでもやってみるかな?
そんなふうに2時間ほどで7~8セット?くらいのスキーを試してみた。めちゃくちゃ楽しかった。大満足だった。
1,000円で遊べるアトラクションとしては、最高にエンジョイできた。
何ならスキーの試乗会のためにスキーしに行こうかと思うようになったくらいだ。
スキーの性能面でだいぶ目星がついたから、次シーズンあたりでスキーを新調したくなった。今のスキーはかれこれ10年は使ってるしな、、、
またタイミングが合えば試乗会にトライしてみるとしよう。