平湯温泉2泊3日の旅。広々とした温泉と残雪の景色が身にしみた。
岐阜県は高山奥飛騨温泉郷にある平湯温泉に、2泊3日で旅行してきた。
古くからある温泉街といった感じで、宿あり、食事処ありな情緒あふれる場所だった。
1日目
初日は15時ごろ家を出発し、到着したのが19時半くらいだった。
うちから松本まで90分、松本から平湯温泉まで90分だから、都合3時間くらいで着くと思っていたんだけど、4時間半もかかってしまった。
松本まで90分のつもりが3時間かかったので驚きだ。家を出るタイミングが悪かったのだろうか、、、
なお、松本 (と言うか山形村)にあるスーパーのツルヤで買い出ししてから平湯温泉に向かった。温泉街で入用のものが手に入らないかもしれないからだ。
「平湯温泉 平湯プリンスホテル」にチェックイン
時間はかかったけど、なんとか無事に宿泊先である「平湯温泉 平湯プリンスホテル」に到着したのでやれやれだった。
ホテルは細い道の入り組んだところにあって、温泉街に到着してからしばらく車でウロウロしてしまった。
チェックインしたらホテルに荷物を運び込み、夕飯を求めて外に出る。
平湯温泉には食事処がいくつかあるという前情報をつかんでいたため、ホテルは素泊まりで予約していて、食事は温泉街で楽しもうという算段だったのである。
前もって手に入れていた情報を実地にて確認する。要は、温泉街を軽く歩き回った。
このあたりはそこかしこに雪が残っていて、それがまた夜道を風流にしてくれていた感じがする。
「禄次」で夕食
そうしているうちにたどり着いた「禄次」さんにて夕食とする。
こちらは平湯民俗館内にある居酒屋さんだ。
温泉街で一人居酒屋というのもなかなか乙なものだった。
ホテルの広い温泉を楽しむ
夕食を食べたらホテルに帰って、じっくりと温泉を堪能した。
平湯プリンスホテルには貸切風呂 (なんと無料!)もあったりして、しかもそれがかなり広かった。多分20人くらい入れる大きさだ。それが2つも使えた (3つあるらしいけど、1つは今は使えないとのことだった)。
貸切風呂をはしごするという荒業をして楽しんだ。
泉質が違う温泉を引いているそうで、それぞれ違いを楽しめた。
2日目
2日目は「ほおのき平スキー場」でスキーをする予定だった。しかも、8時くらいには行かなくてはならなかった。
そのため、朝食を朝早くからやっているところで食べていく必要がある。
前もって調べていた情報によると、7時からモーニングが食べられるという場所があるとのことで、7時ごろにはホテルを出る。
向かうのは「ひらゆの森」さんである。
「ひらゆの森」でモーニング
「ひらゆの森」さんには喫茶コーナーがあり、そちらでモーニングを提供しているとのことで、いただいていく。
トーストセットをぺろりと平らげ、この日のメインイベントであるほおのき平スキー場に向かった。
「ほおのき平スキー場」大会応援
ほおのき平スキー場では、この日、昔、勤めていた会社のスキー部の大会があった。そのために今回は平湯温泉にやってきたのである。
ほおのき平スキー場にはFIS公認のコースがあって、よくレースを開催しているようだ。
大会には出場しなかったけど、古巣のメンバにこっそりと混ざって、数年ぶりに大会を見届けたのだった。
ランチは「レストハウス白樺」でけいちゃん定食
大会は午前中で終わり、メンバと一緒に「レストハウス白樺」さんでランチを取った。
けいちゃん定食というのが気になって食べた。
久しぶりに会う人たちと一緒にランチをするのも楽しい。
ランチ後は15時くらいまで滑って、平湯温泉に戻ったのだった。
ホテルで温泉を堪能し、ブログを書く
ホテルに帰ったらまずは温泉に入った。
疲れた体に温泉。スキーのあとの温泉は素晴らしい。
気持ち良すぎて、風呂上がりのビールがうますぎる。
ただ、そうやってくつろいでばかりもいられない。夜も予定があるのだ。
日課のブログをささっと書いてしまう。
「つるや商店」でお土産を物色
ブログを書いたところで17時を過ぎており、今のうちにお土産を探しておこうと、平湯温泉のコンビニ的な「つるや商店」さんに向かう。
地酒やお土産をはじめ、夜のおつまみやビールなんかもここで調達できるようだ。
平湯温泉にはコンビニもないし、ここで用立てするものらしい。
ホテルで飲む分はスーパーで買ってきているし、今夜はどうせワイワイと飲むので、酒やつまみは必要ない。
適当に自宅で待っている家族用のお土産を購入して行く。
「らーめん酒場 やどり木」で夕食
お土産をホテルに置いてきたら、夕食を求めてまた温泉街へ。
いくつか候補はあったのだけれど、近かったから「らーめん酒場 やどり木」さんにした。
ここはラーメンを食べながら飲めるお店ということらしい。
メインのラーメンだけでなく、おつまみも豊富にあったし、お酒もビールや日本酒など色々と取り揃えられていた。
この後、かなり飲むことはわかっていたから、ラーメンだけ食べてきたけど。
ラーメンを食べたら、スキー部の集う宿に行って、宴会に混じり、気がついたら日付が変わっていたのだった、、、
宿泊していた平湯プリンスホテルに門限がなかったからできた芸当だったと言えよう。門限があったらもっと早く開放されたとも言えるが。
3日目
最終日は、2日目に引き続き「ほおのき平スキー場」で滑って帰ることになっていた。
ただ、2日目に滑ったのでだいぶ疲れていたからか、朝温泉の気持ちよさに負けそうになった。
とはいえ、朝飯を用意してないから、さっさと出ないことには今日がはじまらない。
温泉を出て、荷物をまとめて車に放り込み、支度していく。
そうして後ろ髪を引かれつつ、チェックアウトしたのだった。
スキー場でモーニング!?
さて、朝食についてだが、「スキー場でモーニングなんて面白くね?」という謎思考により、その案を決行することにした。
2日目のランチでレストハウス白樺さんにはモーニングがあることをチェック済だったので、突撃する。
なかなかボリューミーな朝飯で、お腹いっぱいになったのである。
スキーの試乗会を楽しむ
この日は2日目に一緒に滑っていたメンバと集まって滑ろうということになっていたんだけど、あちらも疲れ切っていたようでなかなかホテルを離れられなかったようだ。まあ、そういうこともあるだろう。
ゆったりと到着するのを待って合流することにした。
合流して滑り始めたところで、せっかくだからスキーの試乗会に行ってみないかと話を持ちかける。
この2日にわたって地元のショップが試乗会をやっていたから、気になっていたのだ。
スキー板がズラッと並ぶ様はなかなか壮観であった。
スキーを借りる手続きをしたら、早速気になるスキー板を履いて滑ってみる。
これが実のところかなり面白くて、やってよかったと思う。
いくつかのスキーをとっかえひっかえして、性能の違いを楽しんだ。
とてもよいアトラクションだった。
そうして滑っているうちにお昼をまわり、そろそろ解散して帰り支度をはじめようとなる。
もっと滑りたい気もしたけど、帰るのもそれなりに大変だから、ここはぐっと押さえて車に戻ったのだった。
ランチは「ロッジことぶき」でホルモン牛ちゃん定食
ただ、せっかく来ているのだから、最後のランチはスキー場で食べていこうと思い立ち、肉肉しいノボリが気になっていた「ロッジことぶき」さんに入った。
ホルモン牛ちゃん定食とやらが甘美な響きだったから、それにした。
まさかの一人鍋で、アツアツのホルモンを食べられて満足だった。
お腹もいっぱいになったことだし、今度こそスキー場を後にする。14時ごろのことだった。
「アルプス街道平湯」でお土産を物色
ほおのき平スキー場からの帰り道に平湯温泉があるから、ちょっと立ち寄っていく。
平湯温泉の中には「平湯バスターミナル」というところがあって、なんと新宿や京都などからバスが往来しているようだ。
そのバスターミナルにはお土産を買ったり食事をしたりすることができる「アルプス街道平湯」が併設されていて、そこに行ってみたかったのだ。
ランチはスキー場で済ませているから、レストランはスルーして、ショップでお土産を見て回る。
自家用のお土産は2日目に買ってたんだけど、ここでは「飛騨のかたりべ」なるものを見かけて、気になったから買っていったのであった。
時刻は14時半を回っており、名残惜しいが、もう帰らないと大変な時間だ。
本当に良き滞在であった。
それでは、平湯温泉、サラダバー。
おわりに
スキーの大会があって、その宿泊地として平湯温泉に滞在した。
メインはスキーだったから、昼間はスキー場にいたんだけど、平湯温泉もかなり堪能できたと思う。
ホテルの温泉は素晴らしくよかったし、温泉街で食べたものもうまかった。
何より、数年ぶりに会う人たちと一緒にスキーをして、酒を飲み交わしたのが楽しかった。もう何年も隔たっていたけど、当時と変わらないものがそこにはあったと思う。
温泉がかなりよかったし、今度は家族でも来たいかな。きっと気に入ってくれると思う。
平湯温泉の滞在は、とてもよい時間になった。