Steam Deckで「零の軌跡: 改」をクリア。濃いストーリーを味わうゲームだった。
日本ファルコムの「零の軌跡: 改」をクリアした。
濃いストーリーを楽しむゲームだったかな。60時間以上遊んでいたらしい。
本作は基本的にはSteam Deckでプレイしてきたんだけど、途中で変な挙動になることもなく、快適にプレイできた。そんなに処理が重たいシステムでもなさそうだしね。パソコンでももちろん快適だった。
本作は、登場するキャラクターたちの会話がとにかく多かった。ほぼフルボイスで、会話は自動で進めることもできるから、会話が始まったらコントローラを置いて、じっと話を聞いている感じだった。その間に歯磨きをしていたりしたことも。
主人公たちの会話がはじまって、次の操作ができるようになるまで5分くらい軽く超えてくることもあり、接続しているコントローラがアイドリングストップしてしまうとか、Steam Deckがスリープに入りそうになることもあった。
おかげで、コントローラを置いて聞いてるんだけど、数分おきにコントローラを意味もなく入力していた。
ゲームシステムとしては特筆することはないと思う。本作独自なものはもちろんあるけど、やっていけばだいたい慣れてくる感じ。そういう意味ではよくデザインされていると思う。
最初は斜め見下ろしの画面に違和感あり、どう操作すればキャラクタがどう移動するのかが分かりづらかったけど、すぐに慣れた。
また、オーブメントという装備があって、これの組合せは奥が深そうだったんだけど、面倒くさくて深入りはしなかった。うまく使えばもっと戦闘は楽になったかもしれないけど。
本作はゲームの難易度を調整することができて、標準モードでプレイしていたら、基本的にその辺の雑魚を一通り倒して行けばボスは倒せるくらいに調整されていたし、そこまで困ることはなかった。もしかしたら、難易度をハード以上にしていくと真面目にオーブメントを研究しないと勝てないのかもしれない。
このオーブメントシステムは他の軌跡シリーズにもあるんだけど、毎度毎度そこまで頑張って使ってない・・・組合せが多いことでやれることはいっぱいあるんだけど、あれこれ試すのが面倒になっちゃうようで、あんまりこういうの燃えないんだよなぁ・・・
あとは、メインシナリオの他に、依頼によって動くクエスト的なものがあったんだけど、その辺の街の人との会話で突発的にはじまるものもあったりして、全部はやり切れていないようだ。
できるだけ、事あるごとに街の人には一通り声をかけたりしてたんだけど、それでも足りなかったらしい。受注したクエストはやり切ったのだけど。
何かを達成するたびにバッジが手に入るようになっているが、一通りクリアしたところでもかなりガラガラなところを見ると、本当にまだまだやり込み要素が残っているということだろう。すべての敵を倒すとか、すべての魚を釣るとか、すべての料理を制覇するとか、すべての依頼を達成するとか、そういうやつだ。もしかしたら、2周目以降でないと発生しないイベントなどもあるのかもしれない。
メインシナリオだけでお腹いっぱいになったし、このやり込み要素については、ひとまずいいかな・・・
また、本編の中で、前作の「空の軌跡」の話が出てきて、一応の完結を見せるものだから、やっぱり「空の軌跡」もやりたくなってしまった。ただ、Steamでは「空の軌跡」の日本語版が販売されていないから、遊ぶことはできそうにない。昔、PSPか何かで途中までやった覚えはあるのだが・・・日本ファルコムさんが？なんとかしてくれるのを待つべし。
他には「閃の軌跡」など、軌跡シリーズは同じ世界観の中でそれぞれの主人公の物語がある感じで、関連作の人物や事件がちょっとずつ絡み合ってくるから、色々とやってみたくなってしまう。それぞれ舞台となる国や時代が少しずつ違っているから、時系列で並べていくと壮大なシナリオになっている。そういう奥行きを感じさせる作品だ。
なお、「零の軌跡」には続編「碧の軌跡」(あおのきせき)があり、そちらもすでに入手済である。このまま続編「碧の軌跡」に突入するとよいのだろう。