実家にあったゲームボーイが完動して感動した。数時間の間だけだったけど、息子を楽しませてくれた
実家に帰った際、息子に、
「昔、父ちゃんがお前の年のころには、このゲームボーイで遊んでいたんだぞ」
と、私の机の引き出しの中に眠っていたゲームボーイの実機を見せてやった。
息子はNintendo Switch Onlineにゲームボーイがあることは知っていて、勝手に遊んでいたりするから、ちょうどいいかとその現物を見せてやったわけだ。
息子は、確かにそれがNintendo Switch Onlineのゲームボーイのアイコンと同じものであることに感動していたようだ。
そこからの過程はよくわからないのだけれど、息子がばあちゃんにゲームボーイのことを話したのか、電池を入れてもらっていた。初期型のゲームボーイは単3電池4本で動く。
そして、ゲームボーイと一緒に眠っていたゲームカートリッジを突っ込んで、電源を入れてみると・・・
『シャキーン!』 (←懐かしい音)
動いた!まだ動くんだこいつ!父ちゃんびっくりだわ。
ボーイ、ミーツ、ゲームボーイ。
最初は画面が出てないのかと思ったんだけど、本体左手側にある明るさを調整するつまみ?をクルクル回してやると画面が見えるようになった。
普通にゲームができたので、息子は楽しくなってきたようで、引き出しにしまわれていたゲームカートリッジを次々と取り出して品定めをはじめた。
これはNintendo Switchにあるやつだとか、ないやつだとか、そんなことを言いながらカートリッジを漁る。
私も懐かしすぎてこんなにいろいろあったのかと感心する。カートリッジの絵柄を見るだけで、どんなゲームだったか思い出す。何回も、何時間も遊んだゲームたち。我ながら物持ちが良すぎる。
なお、ゲームボーイにカートリッジを入れ、電源を入れると、最初はだいたいNintendoのロゴがぶっ壊れている例の画面になっていた。流石に長年放置してたものだし、接触不良くらい起こるのだろう。
そういうときは、ゲームボーイの電源を落とし、カートリッジを抜き取って、カートリッジとゲームボーイの端子の部分をフーフーと息を吹きかけてやればよいことを息子に教えてあげた。そうしてフーフーしたら、再びゲームボーイにカートリッジを差し込んで、電源を入れてやるのだ。昔はそうやってカートリッジを何度も差し替えて遊んでいたのである。
息子はそのフーフーする技をマスターして、次々とゲームを入れ替えてはプレイしていた。
今はNintendo Switchでもタブレットでも、ゲームはダウンロードしてメモリに保存したものを使っているから、ゲームをするために物理的にカートリッジを入れ替えるなんて、息子にはむしろ初体験だったことだろう。
30数年の時を超えて、今なお動くゲームボーイというのは、なかなか貴重な逸品なのかもしれない。
ただ、しばらく遊んでいるうちに、どうも十字キーが効かなくなってきた。下キーが入らず、強く押し込んでやらないと反応しなくなった。
こうなってくると、もはや基盤がまずいんだか十字キーがまずいんだかわからず。十字キーの下キーが使えないとなるとまともにゲームはできない。
そうして数時間の稼働を終えて、初期型のゲームボーイは永い眠りについたのであった・・・
感動をありがとう。昔、キミでいっぱい遊んだことを思い出したよ。
ちなみに、ゲームボーイ アドバンスの実機もあったんだけど、そちらは動作しなかった。電池を入れるところが、電池が液漏れしたみたいになっていて、どうも通電しないようだった。その時は電池は抜かれていたんだけど、もしかしたら電池を入れたまま放置してたのかもしれない。残念である。
Nintendo Switch Onlineにもゲームボーイ アドバンスはあって、そのアイコンと同じものだってことは理解してもらえたから、こいつはこいつで役目を果たしてくれたってことで。