実家に帰省したら大山祇神社をお参りする。何となく御縁を感じ、落ち着く場所
実家に帰省したら、大山祇神社をお参りするのがいつものルーチンである。
私の実家があるのは、愛媛県の中でも、瀬戸内海に浮かぶ島の一つである大三島だ。愛媛県最北端の島になる。
この島は古くから神の住まう島ということで神島 (みしま)と呼ばれていたらしい。
その中心に当たるのがこの大山祇神社である。
大山祇神社を参拝
昼間はかなり暑くなるから、朝9時ごろにやってきたんだけど、それでももう結構暑かった。
鳥居をくぐったら、私が島の中で暮らしていたときにはなかった総門を通って行く。
総門には仁王像が配置されていて、次女が「だれかいるよ~」と教えてくれた。
まだ早い時間帯だからか、参拝客はまばら。
子どもたちは、人通りのない広い参道を掛けていく。こういう景色が好きだ。
参道を歩いていくと、見えてくるのが天然記念物の大楠だ。
大山祇神社で祀られている大山積大神の子孫「小千命 (おちのみこと)」によって植えられた楠とされていて、樹齢2,600年と言われている。ちなみに、「小千命」にあやかってか、この辺りは越智 (おち)という名字の人は多い。
よく子どもたちがこの楠の周りを走り回っていたりする。写真を撮っていく人も多い物件である。
そして、その楠の傍らには手水舎があって、ここで手を洗って清めていく。新型コロナのころに手酌が廃止されて、以降復活していないから、竹管から垂れてくる水で手を洗う。
大楠の向こうには神門があって、この向こうに拝殿がある。
階段を登り、神門をくぐって行こう。
そうして拝殿にたどり着く。
この日は祈祷か何かをやっていたようで、拝殿の中には10人近く?人が入っていて、祝詞のようなものがうたわれていた。何となくその様子を眺めていく。
私と奥さんはここで結婚式を挙げていて、式はこの拝殿の中で行われた。その時もお賽銭を投げ入れる参拝客にじっくりと見られていたし、こんな感じだったのだろう。
そうしてお参りを済ませたら、右手にある社務所で御札を買っていくことにする。
やはりここは商売繁昌かな。
後日談になるが、この商売繁昌の御札は実家に置き忘れて帰ってきてしまった・・・まあ、実家も商売をやっているから、そちらが繁昌してくれてもいいし、無駄にはなるまい。
おわりに
我が家は実家に帰省したら大山祇神社にお参りに行く。
ここで結婚式を挙げたから、というのもあるし、そもそもここで結婚式を挙げようと思ったくらいに御縁を感じている場所である。
私はそこまで信仰心が強いわけではないのだけれど、物心ついたころからこの神社にお参りしているし、それが普通だった。なんとなく、私の人生の一部がここにあるのだと思う。
ここの神社の神紋を見ると、ホームにいるような安心感すら感じるし。
次に帰省したときにも、またお参りに行くことだろう。