確定申告 (令和6年、2024年分)の申告完了!e-Taxでの申告はどんどん楽にはなっていると思う
昨年2024年分の確定申告を完了した。
法人化してからというもの、確定申告はしなくてよくなった・・・と思いきや、家族5人もいれば、年間の医療費が10万円くらい行ってしまうもので、結局、個人の確定申告は毎年やっていたりする。
今回も例によって確定申告はした方がよくなったので、e-Taxから申告したのであった。
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ふるさと納税がマイナポータル連携されて便利に
昨年に比べると、今年は楽天ふるさと納税のデータもマイナポータルに連携されたことで、ますます入力の手間は減ったと思う。
昨年も外部システムを通じてデータ連携はできていたのだが、一度その外部システムとの連携を指示し、データができてくるのを数日待つ必要があったと記憶している。
今年はマイナポータルにログインして、ふるさと納税の連携を指示する必要はあったが、それだけで申請時にデータを取り込めるようになっていたので、さほど手間には感じなかった。
おそらく来年以降もこの方式で行けるようになるだろうから、そうなると次の確定申告では連携する作業は不要になり、ますます手間はなくなることが見込まれる。よき。
定額減税の影響
昨年は定額減税があったおかげで、若干、入力する項目が増えていた。
とはいえ、源泉徴収票を見ながらポチポチ入力すればいいから、それはそこまで手間ではなかった。
正しく定額減税を適用するためには、奥さんや子どもたちの情報を入力をする必要があったけど、どのみちそれは確定申告の中で入力する項目だから、手間が増えた感じはしていない。
あえていうと、医療費控除があるがために申告しても、結局、還付金は0円なのだから、何のために確定申告しているんだろう、と思わないでもない。
というのも、昨年収めた所得税は0円だったので、所得額が減ったところで、還付されるお金もないのである。
まあ、所得額は来年度の住民税には効いてくるはずだから、そのための確定申告でもあり、意味はあるのだけれど。
マイナポータルの代理人設定が微妙
家族の医療費をマイナポータルで連携するためには、マイナポータルから代理人設定をする必要がある。
代理人設定をすると、本人の代わりに医療費などのデータを取得できるようになるので、この機能を利用して家族全員分の医療費データを取ってくるのだ。
そういう機能を使う事自体はわからんでもない。
ただ、この作業が地味に面倒かつ微妙なのである。
なにせ、私が子どもになりすましてマイナポータルにログインし、彼や彼女の代理人として私を設定する、という操作をするのである。
他人になりすましてログインして、その人のデータを好きに抜き取っていいという設定をするのって、倫理的にどうよ?と思わないでもない。
さらには、代理人設定するときは、代理人のマイナンバーカードの認証も必要で、つまり私もマイナポータルにログインするのと同じ作業が必要。
そういった作業を子どもの数だけやらないといけないのだ。
奥さんは自分でログインして操作してもらうにしても、代理人の認証は私がやる必要がある。
これらの操作を終わらせるために、私は何回、自分のマイナンバーカードを読み込む必要があったことか。
いくら医療費データが連携できるのは便利とはいえ、この手続きはどうなんだって話である。確定申告の作業の中で、一番時間がかかる作業がこの代理人設定だった。
長年システムエンジニアとして働いているものとしては、これらの操作がどうにも気持ち悪くてたまらない。なりすましてログインするとか、本人の代わりにデータを抜き取っていいという設定をするとか、都度認証が必要とか。
ついでに言うと、確定申告書を作成する際に奥さんや子どものマイナンバーを入力する必要があったりして、この辺もイケてないと思う。
マイナンバーを取り巻く諸々を整理して、せいぜい各自のマイナンバーカードを1回読み込めばいいようにするとか、もっとうまいこと設計し直して欲しい。
おわりに
昨年分の確定申告をe-Taxで行った。
一部の作業は面倒ではあれど、確定申告のための作業は年々、楽になってきていると思う。
微妙に手が届かないところがあるというか、大筋を変えないでどうにか各所を繋いでいっているというか、そんな印象はあるけれど。
それでも、代理人設定の作業がなければ10分もかからず終わるくらいにはなっているのだから、そこまで悪いものでもないかも?1人で1人分の確定申告をするなら、そのくらいで終わるようになったということだから。
できれば、私のように、家族数名分を合わせて申告する人の身にもなった作りにしてくれると、ますますありがたいところだ。
何はともあれ、年中行事の1つが終わったので、気分スッキリである。