海野宿の歩き方。資料館で海野宿の歴史を学び、玩具館では古いおもちゃで遊ぶ
江戸時代の町並みを保存している海野宿。北国街道の宿場町として栄えた場所で、今年でちょうど開宿400年らしい。

そんな町並みの歴史や風土について学べば、更にこの宿場町の情緒あふれる雰囲気を楽しめるようになるだろう。
海野宿資料館
やってきたのは、海野宿資料館。

江戸時代に作られた旅籠屋 (はたごや)を改修して作った資料館らしい。1790年ごろに建てられたとあり、築200年を超える建物である。

入館料は、
- 大人 (高校生以上): 250円
- 小人 (小・中学生): 100円
とのことだ。未就学児は無料。

こちらの資料館とセットで、近くにある玩具館にも行くなら共通入館券を買うのがお得らしい。共通入館券は、
- 大人 (高校生以上): 380円
- 小人 (小・中学生): 150円
とのこと。こちらも未就学児は無料。
せっかくだから玩具館とやらにもあとで行くとしよう。館内で共通入館券を購入する。

我が家は大人2人、小学生2人、幼稚園児1人だから、合計1,060円だった。
入口からは、馬小屋や台所を通って庭に出るコースと、館内を歩き回るコースに分かれる。当然どっちも行く。

まずは馬小屋を通って台所を抜け、庭に向かう。
馬小屋や台所には、江戸~明治時代あたりの農具や家具などの展示があった。
庭には五右衛門風呂があったり、江戸~明治時代あたりの農具や家具の展示の他、この地で明治時代に栄えた養蚕業で使われていた器具などの展示もあった。
数百年前はこういうものを使って暮らしていたんだなぁと想像するが、なかなか実感がわかないものだ。
庭から戻ってきて、館内の展示を見て回る。こういう囲炉裏も風情があっていいなぁと思う。が、家にあったら維持が大変だし、煙だらけになるから、現代の家屋では使えないだろうなぁ。

館内は和室が数部屋あり、海野宿の成り立ちから近代の様子にいたるまで、史実に基づいた資料が展示されていた。

明治時代の地図や着物など、数点の史料の展示もあり、なかなか興味深い。特に当時の地図なんかは貴重な史料であり、今いるあたりがここでー、うちはこの辺にあってー、とか細かく見たかったが・・・子どもたちが我慢ならん状態になり、資料館を後にする。
子どもたちは暇かもしれないが、父は見ていて楽しいので我慢してくれ。
海野宿玩具館 (なつかしの玩具展示館)
資料館から歩いて数分のところに玩具館はあった。看板には「なつかしの玩具展示館」とあるし、最近になって名称が変わったのかな?

玩具館では昔の玩具で実際に遊べるとのことだったので、子どもたちにはむしろこっちの方が本命だろう。

彼らが独楽やけん玉、羽子板、ダルマ落としなどで遊んでいる間に、私は展示を見て回り、1周してもまだ遊んでいるから、父はその辺に座って休憩に入る。
なお、玩具館に展示されている玩具は、海野宿で使われていたものに特化しているのではなく、長野市の故人の方が趣味で?全国の玩具を集めたものだったらしい。北海道から沖縄まで、だるまや人形などかなりの点数が展示されていた。
ある程度、子どもたちが遊んで満足したところで、お腹も空いたことだしと玩具館を後にしたのだった。
おわりに
海野宿では、資料館および玩具館をメインに見て回った。
資料館は、江戸時代に実際に使われていた旅籠屋を改修したものだったこともあり、当時の人がここで寝泊まりしていたのを想像しながら館内を歩いた。例えば、天井が低くて、私の身長だと圧迫感を感じるのだけど、当時の人の身長を考えるとそこまで窮屈なものでもなかったのかな、とか。
館内に展示されている案内板や史料は全文読みたいくらいだったけど、流石に子どもたちが飽きて騒ぐので程々のところで資料館を後にした。
玩具館は子どもたちが遊んでいるのを横目に、展示されている玩具を見て回った。長野県のものだけじゃなく、私の出身 (愛媛県)や奥さんの出身 (三重県)の玩具とかも探したりして。
この2館をに見て回っていたら、すぐ小一時間くらい経ってしまったが、なかなか興味深いものが多くて、私としては満足感の高いものだった。
史料は撮影してきたし、海野宿の成り立ちなどはまた改めて確認してみるとしよう。