瀬戸田サンセットビーチでのんびりと泳ぐ。家族連れでも過ごしやすい海水浴場だった。
瀬戸田サンセットビーチで泳いできた。
瀬戸田サンセットビーチは、私の実家のある大三島の、隣の島である生口島にある。私も何度か行ったことがある海水浴場だ。
泳ぐためにわざわざ隣の島に行くというのも大げさな感じがするが、大三島の中の海水浴場は整備されているところが少ない。
先日は私が幼少期に泳いでいたところに行ってきたのだけれど、子どもたちをちゃんとした?海水浴場にも連れて行ってやりたいと思ったのだ。
瀬戸田サンセットビーチに行く前に、大三島で一番大きい台海水浴場に行ったのだけれど、予想通り混んでいたから、そこで泳ぐのは諦めて多々羅大橋を渡ったのだった。
さて、瀬戸田サンセットビーチにやってきたところ、こちらも混むには混んでいたけど、台海水浴場とは規模がぜんぜん違うから、車を止めて泳ぎに行くくらいは普通にできた。
ちょうどお昼時の満潮時間を狙っていったこともあって、まずは腹ごしらえだ。なお、この日は満月の翌日で、大潮の時期だった。大潮の満潮なんて、海水浴をするには最高のタイミングである。
海の家があったので、そこで焼きそばなどを軽く食べ、それから泳ぐことにした。
適当なところに荷物を下ろし、浜辺を歩いて海に向かっていたところで、砂浜に大量に打ち上げられているものが目につく。
砂の上には半透明の何かがそこかしこに打ち上げられていて、その辺の子どもがその半透明なものを海から浜に向かって放っていたのである。
クラゲだ。
クラゲがたくさんいた。
何なら砂浜に穴を掘って、その中にクラゲを飼っている?人もいた。
そんなクラゲが浜辺にこんもりあるくらいだから、海の中にはもっといるわけで。
海に入ってみると、そこら中でふよふよと浮かんでいたのだった。
そこそこ大きいサイズ (大人の手のひらくらい?)のものが右にも、左にも、前にもいるのだ。あっという間にクラゲに囲まれていた。
海の中を歩いていると、ニュルッとした感触があったりして、あれもクラゲを踏みつけていたのではなかろうか。
クラゲに触れることなく過ごすことは難しく、何回かクラゲにあたっていた。
子どもの頃はそこまで気にしなかったけど、刺されたらえらいことになると思うと気が引ける。
子どもたちもギャーギャー騒いでいたし。
そんなクラゲの驚異にさらされながらも、子どもたちが遊べるくらいの深さのところで過ごす。
小2の息子がもっと泳げるかと思いきや、全然だったから、海の中に浮かべられている飛び込み台などまで行くことはできなかった。
私が小2の頃ならこのくらい泳いでいたと思うのだが、育った環境が全然違うのだから仕方がない。
そうして遊んでいたら、子どもの唇が真っ青になり、歯がガチガチ震えはじめるので、浜に上がって給水しつつ、砂遊びなどする。
体が温まってきたところでまた海に入り、冷えたら砂浜へ。
2~3回くらいこのサイクルを繰り返したところで、唇が真っ青になる間隔が短くなってきたから、もう上がることにした。
瀬戸田サンセットビーチにはシャワールームや着替えができる場所があったから、そこで着替えていく。なお、シャワーは有料で、小銭を持ってなかったこともあって、体を拭いて着替えるだけに留めておいた。
着替えたらかき氷などを食べて涼を取り、車に乗り込んで帰った。
瀬戸田サンセットビーチはそこそこ人が入っていたが、芋洗いになるほどではなく、周りを気にしすぎることもなく、比較的気ままに過ごせたと思う。
帰りの車では子どもたちは即寝だった。
昼間に来たこともあって日差しが強かったし、慣れない海で過ごしたのだから、かなり疲れたのだろう。
誰もクラゲに刺されなくて本当によかった。
次女は「海が楽しかった」と、夜寝る前に連呼しており、楽しんでくれたようで何より。
隣の島までちょっと遠出したけど、行ってみた甲斐はあったようだ。