美ヶ原高原美術館を散策。標高2,000m近くにある屋外美術館は、半日かけて回りきれなかった。
標高2,000mの道の駅「美ヶ原高原」に行ってきた。
前々から「美ヶ原高原」という地名は聞いたことがあって、気にはなっていたのだけれど、ようやく足を運ぶことができた。
冬期は閉鎖されている道を上っていったところにあり、なかなか険しいところにあった。
本当に、よくこんなところに、こんな施設を作ろうと思ったものだ。
広大な駐車場、レストラン、お土産屋さんがあり、屋外型の美術館が目玉のようだった。
そんなこともつゆ知らずやってきたのだけれど、そういうことなら美術館に行っておくのがよいだろう。
お昼時についたので、ランチをレストランで済ませたら、「美ヶ原高原美術館」のチケットを買って、美術館の中に入っていく。中というけど、外だ。屋外美術館だから。
よくよく考えると、それはもはや「館」ですらない気がするが・・・美術館という呼称なんだからいいだろう。
チケットは、
- 大人 1,000円
- 高校・大学生 800円
- 小・中学生 700円
- 未就学児 無料
とのこと。
私は大学生だから800円だった。学生証は強い。
なお、土曜日に訪れたため、「毎週土曜日はファミリーデー。保護者同伴の小学生・中学生は入館無料」とのことで、小学生の息子や、未就学児である娘たちは全員無料だった。
それでは、美術館に踏み入れていこう。
橋を渡った先には、広大な敷地があり、ポツポツと美術品 (彫刻品?)が置かれている。
小型のものもあったけど、ほとんどものは大掛かりなものだった。
美術品に関しては私は全くわからないのだが、アートというのはそういうものだと思っているので、あるがままに見るとする。
何を思ってこんなの作ったんだろうとか、どうやって作ったんだろうとか、これは何だろうとか、色々と想像を掻き立てられる。
こういう時間がいいものだと最近は思えるようになった。
美ヶ原高原美術館の敷地は本当に広く、マップに示されているおすすめコースは30分とか40分とか書かれていたが、子連れの我々がどれほどの時間をかけて歩き回れるだろうか。
子どもたちが飽きてくるし、疲れてくるから、あんまりひとつひとつの作品をじっくり見ていることもできず、次々と見て回る。
中にはお城のようなものもあったが・・・最近マインクラフトをプレイしはじめた息子からすると、マインクラフトの世界の建物に見えるようだった。私もそうだった。
このお城の中にはトイレがあったから、ちょうどいい休憩になった。
あとはいくつかのビーナス像のレプリカが展示されていて、建物の中の階段を登っていくと、美術館の最高地点があった。標高1,981mとのこと。
ここから眺める景色は雄大で、どこまでも見渡せる景色が美しかった。
まだまだ高原には先があり、電波塔のようなものが立ち並んでいるのも見えた。
冬場は閉ざされるこの高原で、何を見ているのだろうか。
「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」をプレイしすぎているからか、あの辺も歩いていればいずれたどり着けるんだろうなぁ、という気持ちになった。行かないけど。
この建物は美術館の中では端の方にあり、これまで歩いてきた方を見渡すこともできる。
あっちの方から歩いてきたんだなぁ、などと感慨にふけつつ、次はあの辺に行ってみようかなどとルートを考える。
こうしてひたすら歩きながら、適当に写真を撮ったり、疲れたと喚く子どもたちをなだめたりしながら、また歩いていった。
最初に歩き始めたころは涼しいくらいだと思っていたんだけど、だんだんと寒くなってきた。確か13時くらいから歩いていて、すでに16時を回っていた。なんと、3時間も歩きっぱなしだったか。それは子どもたちも疲れるだろう。
だんだんガスって来ている感じがして、多分、これは雲がかかってきていたのだろう。
そろそろ終わりにしようと歩いている中で、親指を見つけたので・・・
「いいね!」しておいた。
この後、お土産屋さんを物色したり、トイレを済ませたりしていると、17時が近づいていた。
これから山を降りなければならないと思うと気が滅入る感じがしたが、なんとか頑張って運転して帰った。
半日ほど歩き回ったんだけど、まだまだ見きれてないところもあるので、いずれまた行ってみたいと思う。
散策するには面白い場所だった。
美ヶ原高原美術館
- HP: 美ヶ原高原美術館