Steam Deckで「Another Crabs Treasure」をプレイ開始!ヤドカリが納税できずに差し押さえられた自宅を取り戻すゲーム
Steam Deckで「Another Crabs Treasure」のプレイを開始した。

どこかのレビューサイトで見かけて気になっていたのが、セールしていたのでポチった。
ソウルライク?でオープンワールドなアクションRPG
ストアページではソウルライクなゲームとあるが、私はソウルライクなゲームというジャンルがピンときてないので、こういうのがそうなんだー?といった感じ。

私的には「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」を彷彿させるところがあり、オープンワールドなアクションRPGという印象だ。
アイテムを手に入れると次のところに進めるようになったり、回避がうまくなると敵を倒しやすくなったりと、だんだんプレイヤーがうまくなっていって、世界が広がっていくのが面白く、達成感がある。
ワールドもこなれている感じで、カメラワークを駆使しながら、うまいこと操作していかないと進めなかったり、お宝が取れなかったりする。
穴に落ちてやり直しになったり、敵に殺されてやり直しになったりしながらゲームは進行していく。ゲームの難易度がデフォルトでハードモードという挑戦的なゲームであり、私はそこまでアクションを頑張れないので、難易度を下げて遊んでいる。
ゲームの世界観が、現代社会の風刺画のよう
主人公はヤドカリで、冒険するきっかけは納税できなかったからだ。このコミカルな設定がなかなか面白い。
ヤドカリが寝ていた浜辺のあたりを治める領主とやらが突然、出てきたらしく、その下僕を名乗るものが税金を納めろとヤドカリに迫る。理不尽な世界だ。
ヤドカリは税金として出せるものがなかったから、背中に背負っていた貝殻を差し押さえられて (奪われて)、それを取り戻すために冒険をはじめる。
この世界ではゴミが大事なもので、ゴミを制するものが世界を制するような世界観になっているようだ。ヤドカリの装備品はそこら辺に落ちているゴミだし、この世界の金持ちは価値のあるゴミ?をいっぱい持っているようだ。
このあたりには、現代社会に対する風刺画らしい描写を感じる。海の中はゴミだらけで、落ちているサンダルやペットボトルを足場に進み、ビンを壊して道を作る。ゴミが通貨として使われているし、それで手に入れられるものもゴミだ。なんとも皮肉な感じがする。
日本語対応しているけど、言い回しが分かりづらい?
日本語にも対応しているので、メニューや会話などで躓くことはない。
英語音声が入っているシーンがあるが、字幕を読めば意味はわかる。ただ、ちょっと言い回しが分かりづらい印象で、会話の内容が頭に入ってこないところも多々あるのだが・・・私の読語力の問題?
結局、あんまり内容を理解しないまま、流されるように次に進んでいるけど、今のところそれで困っていることはない。
海の中のヤドカリやカニ、エビなどのコミュニティーで起こっている、悲惨な出来事を理解し、シュールな世界観を味わうには、ちゃんと読み込んだ方がいいのだろうけど。まあ、脊椎反射で遊ぶのもいいだろう。
Steam Deckで遊ぶには最適なゲーム
私の中では、こういうのこそSteam Deckで遊ぶのがいいんじゃないか、と思えるゲームだ。腰を据えて何時間も遊ぶというよりは、手軽に小一時間ほど遊ぶのを積み重ねていく感じ。
3Dアクションゲームだけど、そこまで処理は重たくなくて、Steam Deckで快適にプレイできるよう調整されている。
ストーリーを進めてみたり、海の中の世界を隅々まで歩き回ったり、強敵を狩りに行ったり、パワーアップに励んだり、やれることはいっぱいあって、いずれも30分~1時間くらいの時間でちょっとずつ進めていくことができる。
そんな手軽に遊べる中にもハマる要素が散りばめられていて、辞め時がわからなくなってついつい長時間プレイになってしまうこともある。
今は4時間ほどプレイしたところで、おそらくまだ序盤だと思うから、ここからの旅がどうなっていくのか、楽しみである。この調子で、飽きない程度にちょっとずつ遊んで行くとしよう。