Gemini Deep Researchを使った効率的なリサーチ法。一次リサーチはほとんどこれで十分では?と思えるレベル

2025-07-08

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Google の Gemini が、大学生限定で無料アップグレードをはじめたので、大学生の特権を行使して、早速、無料アップグレードをしてみた。

Gemini 大学生限定 無料アップグレード 15ヶ月利用可能

このアップグレードにより、Geminiのいくつかの機能が開放される。

せっかくだから、早速、使ってみることにした。

Gemini Deep Researchで調査をはじめる

Geminiで開放された新しい機能の1つ、Deep Researchを使ってみたところ、こいつがすごかった。

Gemini Deep Research

一端のリサーチャーが、初期のリサーチを終えて、そのレポートを提出してくれたくらいの精度なんじゃなかろうか。

私は今年度は放送大学卒業研究を行っている。

テーマとしてモチベーションを扱っているので、このような問いをGeminiに投げかけてみた。

「産業界における、最近のモチベーション研究のトレンドは?」

すると、Geminiによるリサーチ計画が提示された。この時点で「おおう、なかなかやるな」という印象。

Geminiが提案するリサーチ計画を実行する

リサーチ計画の一部は、私の研究に沿った形に訂正したが、普通にリサーチするんだったら訂正不要なレベル感だったと思う。というか、私がソラで考えるよりよっぽどしっかりした計画だった。

訂正内容も自然言語で伝えればよくて、それで程よく計画を立て直してくれた。

計画ができたら、そのとおり実行してもらう。

リサーチを開始すると、何やらいくつかのサイトを飛び回り、そこで収集した情報を整理している途中経過が表示されはじめた。

その経過が時折報告されながら、およそ15分から20分くらいで調査は完了した。たしか800サイトくらい巡回して情報収集してきてくれたんだったか。かなりの文量をかき集めてくれたようだ。

Geminiに調査結果をレポートしてもらう

調査が完了すると、そのままGeminiが調査結果をまとめてくれる。音声対話にしたり、文字によるレポートにしたりすることができた。

音声対話では、2人のレポーターが、掛け合いしながら調査結果を説明してくれた。トーク番組のようだった。

ここまで自然に人が話し合っているふうに作れるのか!?と驚いた。対話を聞いているだけでとても勉強になった。

文字によるレポートは、A4用紙2、3枚程度にまとまっていた。

読んでみると、主要な理論や応用事例はよくまとまっていると感じた。最近のトレンドを聞いているので、ちゃんと「このあたりの研究が最近は増えている」とまとめたセッションもあった。

Geminiの調査結果を使って、更に調査を進めよう!

生成AIが作ったものなので、真偽の程はここから確認が必要となる。なにせ、Geminiはオンラインで公開されている情報を見て回ったわけで、そもそもそれらの情報が正しいとは限らないのだから。

とはいえ、大筋を掴むための1次資料としてはかなり役立つだろう。

それこそ、「このレポートの内容が正しいか?」という観点で調べていくことで、より理解は深まるだろうし、情報を正しくしていくこともできるだろう。

そんな感じで、研究テーマについてのリサーチが、高々数十分で、それなりの精度で実行できるなんて、Gemini の Deep Researchは本当にすごい技術だと思った。

概要を掴むのが目的なら、このくらいできたら十分実用的なのではなかろうか。

細かいところを自分で調査してみると、存在しない論文を引用していてオイオイとなるところもあったが・・・そういう不手際も踏まえても、Gemini の Deep Researchで一次調査をするメリットが上回りそうだと思えた。

本当にすごいものだったので、もっと色々と使ってみたくなった。