「松原湖」(小海町)の周りの遊歩道を散歩しながら、いくつかの神社を参拝する。
今日は小海町にある「松原湖」に行ってきた。
特に狙って行ったというよりは、思い立って行ってみた感じだ。
というのも、外で昼飯を食べて、車に乗り込み、しばらくすると子どもたちが寝始めてしまったので、そのままドライブしてきて・・・走っているうちに、何となく「松原湖」にやってきたのだ。
「松原湖」という名前は聞いたことがあったのだけれど、来たことはなかった。
なんとなく訪れてみたのだけれど、それもまたご縁というものだろう。
ちなみに、「松原湖」というのは通称らしい。
正式名は「猪名湖」というらしい。
この案内板によると、冬場になると全面氷結してスケートができるほどらしい (今もできるのかはわからないが)。
標高は1,123mとのことで、結構、高所にある湖だ。
湖畔の周りをめぐる遊歩道は、そのまま近隣のオートキャンプ場やマレットゴルフ場、八峰の湯といった施設をぐるっと歩けるようになっている様子。
流石に、子連れでそんなに歩き回る気にはなれないが。
松原湖は1周約2kmで、歩いて40分ほどの大きさらしい。
なんとなくやってきたのだけれど、湖畔に沿っていくつか神社があるみたいだし、せっかくだから神社巡りをしてみることにした。
町営の駐車場があったので、そこで車を駐めて歩いてく。ちなみに、町営の駐車場はめちゃくちゃ広かった。ちゃんと数えてないけど、100台や200台の車が駐められそうなほど。トイレもきれいだったし。
この松原湖のあたりは、町がそれなりに力を入れている場所なのかもしれない。
町営の駐車場からは、道路を渡ってから、湖に向かって大きく坂を下っていく。
1周2kmほどの湖とは言え、開けた場所から向こう岸を見てみると、それなりに大きい。どうも東京ドームくらいのサイズはあるそうだ。
遊歩道は、林の中を歩いているようなところもあれば、湖畔に沿って細い道を歩くところもある。
地面は舗装されていないし、苔むしてたりするし、上り下りの勾配もあるから、運動靴で行った方がいい。あと、虫よけもあった方がいいだろう。
ひとまず湖の周りをみんなで歩いていって、神社の案内があればそちらの方に行ってみる。
湖畔にある神社のうち、メインの神社はこの諏方神社らしい。諏方神社には上社と下社があった。
松原諏方神社とあり、いわゆる諏訪大社と微妙に文字が違うようだが、読み方は「スワ」で同じらしい。
上社と下社はほぼ湖を隔てて対面するような位置関係にあるようだ。
境内?には柱を立てているところもあったりして。なんとなく、諏訪大社を連想する。由来は知らないが、もしかしたら関係があるのかもしれない。
神社にある案内板を見てみると、かれこれ1,000年以上前から神社があったそうだ (建物自体は作り直したりしているようだが)。
諏方神社の他に印象的だった神社は、弁財天か。
弁財天宮は、湖にせり出したところにあった。
こんな感じで、いくつかの神社があって、湖の中にお社があったり、湖から見て山側に入ったところにお社があったりした。
また、湖畔の道には小さい祠が建っていたりもして、そういうものや神社の傍らにある末社まで合わせると、かなりの数のお社があるようだ。
昔の人は、この湖を神聖なものと見て信仰していたのかもしれない。
あと、湖の周りでは、いくつか貸しボート屋さんがあった。
釣り専用桟橋なんかもあって、桟橋から釣りをしている人もいれば、ボートで湖に漕ぎ出して釣りをしている人もいた。
松原湖は、釣りを楽しむような場所なのかもしれない。
そうやって、神社や湖の景色を見ながら歩いていると、気がついたら結構な時間が経っていたりする。
湖畔にはレストランや宿泊施設なんかもあったりして、流石にもうやってないかなーというところもあれば、結構きれいなところもあった。
歩き疲れたこともあって、たまたま見つけた「湖畔の宿 立花屋」というところに寄ってみる。
私たちが訪れると、快く店内にとおしてもらえた。
そこでは奥さんの強い希望により、ソフトクリームを食べていくことに。
歩き回って喉が乾いてたし、いい運動になっていたからか、ソフトクリームは甘くて美味しくて、すぐに体に吸収された気がする。
この立花屋さんのあたりは道もかなり整備されていて、貸しボートもあったりしていたので、もしかしたら松原湖の中では、立花屋さんはベースとなる施設になっているのかもしれない。
なお、松原湖の周りを歩いていると、普通に民家がそこかしこに建っていたのが印象的だった。
宿泊施設や遊ぶ場所とかではなく、ただの一般民家のようだった。場所によっては畑もあったし。
こういう湖のすぐ側に家を建てるというのは、ロマンがあるのだろうか?
そういう生活もちょっと楽しそうな感じはした。
松原湖の周りをぐるっと歩いていると、方角によっては八ヶ岳の山々が見えるところもあった。
湖と山が見える景色というのも、きれいなものだと思う。
湖畔の道は割と勾配もあり、舗装されてないこともあって、流石に2kmほどとはいえぐるっと1周歩くにはちょっと子どもたちの体力も怪しかった。奥さんはずっと娘をおんぶしていたし。
時間も遅くなってきていたので、そのまま1周するのは諦めて帰ることにした。それでも半周以上はしただろうか?
今日はかなり閑散としていたが、時期によっては結構な人が立ち寄る場所なんだろうか。
正直、特にこれと言って何かがあるところでもなかったのだが、景色や神社を楽しみながら散策するにはいい場所だと思う。
標高も高く、肌寒い場所で、木々は紅葉しはじめといった感じだった。もう少しして紅葉シーズンになったら、かなりきれいな場所なんだろうと思う。そういう時期になると人も増えるのかな?
なんとなく行ってみた割に、私や奥さん的には、結構、満足できるスポットだった。
子どもたちも、走り回ってそれなりに楽しんでくれたみたいだし。
このあたりの主要道である国道141からサラッと来れる場所で、アクセスもそれなりによかった。
また気が向いたら来てみよう。
松原湖 (猪名湖)
- 住所: 長野県南佐久郡小海町大字豊里