タスク管理はデジタルとアナログを特性に合わせて使い分ける
今年は手帳を2冊体勢にしていて、これと合わせてタスクの管理方法も見直している。
「タスク管理」といえばデジタル派の人もいれば、アナログ派の人もいるだろう。
私は時期によってどちらかに比重がよることはあれど、基本的には併用している。
デジタルにはデジタルのよいところがあって、アナログにはアナログのよいところがあるからだ。
例えば、定期的に繰り返すタスクや、先の日付でやることが決まっているタスクなんかはデジタルが向いていると思う。
私は毎日、「その日の計画を立てる」とか「ブログのネタを確認する」といったタスクをしていて、こういうのはデジタルなタスク管理に任せた方が楽だ。毎日そのリストを見て、ひとつひとつ実行していくといい。
あるいは、「生ゴミを捨てに行く」とか「プラゴミを捨てに行く」といった、曜日に紐づくようなタスクもデジタルなタスク管理に任せている。曜日に紐付いたタスクは、意外と忘れやすかったりするし。
毎月1日にやるタスクや、3ヶ月おきにやるタスクなんかもデジタルがいい。
そういう、繰り返し行うタスクを覚えておくことや、思い出すことに労力を使いたくないから、その日がきたらこれをやる、と示してくれるデジタルなタスク管理がいい。
一方で、私にとってアナログなタスク管理は何がいいかというと、タスクの達成率が高いことだ。
手帳に書いたタスクのリストは、なんとなく実行したくなる。デジタルなタスクは、そのリストを呼び出すまで存在を忘れていることが多いし、なんとなく今やらなくてもいいかな、と思っているフシがあるようだ。そのタスクを自分がやるんだという実感を伴っていない感じすらする。
その点、手帳に手書きで書き出したリストは、すぐにでもやる気になることが多い。もちろん、優先順位の問題で翌日に回すものはあれど、基本的に1週間もかからずやってしまうものがほとんどだ。
今からやることや、今日のうちにやること、すぐにやることなどに集中できる感じがする。
タスクをふと思いついた瞬間に書き出しておくのも、アナログがいい。
この辺はあくまで感覚的なもので、プロジェクトよってはデジタルのほうが管理しやすいものもあるし、私の中のブームもあるから、一概にどっちがいい、というのはない。今はアナログの方がタスクの達成率が高いのは確かだ。
移動の多いライフスタイルをしているとデジタルが優勢になっていたが、このところ自宅でどっしり構えて仕事をするライフスタイルだから、アナログの比率が上がっている気がする。移動が多いとスマホを使うけど、家にいたらスマホより手帳の方をよく見ている気がする。
なお、今は、デジタルなタスク管理には「Todoist」を使っていて、アナログなタスク管理には「バレットジャーナル」を使っている。
「Todoist」に関しては、私は世界でトップ1%に入る利用者らしい。それほど使い倒しているわけでもないと思うのだけれど、おそらく母数がめちゃくちゃ多くて、登録するだけに近い人や、使わなくなった人も多いだろうから、ちょいちょい使っているだけでも上位に食い込むのだろう。
デジタルもアナログも、ツールはどんどん移り変わってきたけれど、このところデジタルは「Todoist」でアナログは「バレットジャーナル」という体制で落ち着いていて、今はこれがベストだと思っている。