戸隠神社奥社チャレンジ。雪の積もった杉並木も風情があり、その光景に圧倒される。

2024-05-05

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戸隠神社奥社にふらりとやってきた。

妙高高原からの帰り道で、なんとなく信濃町に着いて、それなら戸隠神社に寄って帰るか、平日だから人も少ないだろうし、くらいのノリだった。

戸隠神社には何度も訪れているが、未だに奥社には行ったことがない。

というのも、入口から神社までが2kmほどあるそうで、全行程を徒歩で行かなくてはならないのだが、子どもが小さいこともあって、なかなか挑む気になれなかったのだ。

ただ、春日山城址をなんとか歩けたこともあって、きっと戸隠神社奥社も行けるんじゃないかと淡い期待もあり、試しに行ってみることにした。

戸隠神社奥社入口

奥社入口にある駐車場に車を止めて、トイレを済ませてから鳥居に向かう。

まだまだ雪が残っていて、足場は決してよいとは言えない状態。

それでもちょくちょく歩いている人を見かけたし、ある程度いけるんじゃないかと奥社の方に向かうことにした。

なお、最初の鳥居に「現在奥社は冬季閉鎖中です」とあり、閉鎖中というのがどういう状態なのかよくわかっていない。

奥社は冬季閉鎖中

もしかしたら奥社まではたどり着けないのかもしれないが、ひとまず歩いていくのだった。

左右を木々に囲まれたひたすらまっすぐな道を、ひたすらまっすぐに歩く。

雪道だからちょくちょく滑りながらも、歩けないほどではない。

小1の息子はワンコの様に走り回り、年少の長女はうさぎのように飛び跳ねる。

2歳の次女はちょっと歩いては母親に抱っこをせがむ。

このパーティーで、果たしてどこまで行くことができるのか。

子どもたちを追いかけながら、あるいは、歩いてくるのを待ちながら、たまには手を繋いで歩いていく。

前を見ても、後ろを見ても、木々に囲まれた一本道が続く道をとにかく歩く。

そうして歩いていると、途中で「なんか雰囲気が変わったぞ?」と思うところがあった。

その後すぐ、大型の狛犬と、「随神門」と書かれた門が現れた。

随神門を超えていくと、左右の木々が巨木になった。

どこまでも続く杉並木の間を歩いていく。なんとも圧巻の景色だ。

このあたりから道には傾斜が出てきて、少しずつ登っている感じ。

入口から奥社まで2kmとのことだが、一体どこまで来ているのかもよくわからないまま、とにかく奥に向かって歩いていく。

そして、終わりは唐突に現れた。

「これより先雪崩の危険があります」という看板と、ここから先への侵入を拒むロープが張られていた。

左の方には建物が埋まっている。

もしかしたら、これはトイレなのか?

まだ一度も奥社まで行ったことがないから、果たしてここが何合目なのかすらよくわからない。

ただ、これ以上は進めないようだから、はじめての奥社チャレンジはここでおしまいのようだ。

来た道をまた、折り返して戻っていく。

息子と長女は元気なもので、帰ると言ったら元気に駆け戻っていく。

次女は相変わらず母親に抱っこをせがみ、母親にしがみついている。

私はというと、トイレに行きたくて仕方がなくて、それなりにピンチを迎えていた。

奥社まではたどり着けなかったけど、ひたすらにまっすぐ、林の中の雪道を歩いたのが気持ちよかった。

程よく寒くて、汗だくになるほどでもなく、空気は澄んでいた。

この景色を見て歩けたのだから、それで結構満足してしまった。

なお、この時期は奥社に参拝できない代わりに、入口にある「奥社の茶屋」に出張所のようなものが作られているようだ。

こちらでお賽銭を入れることもできるし、宮司さんがいて御朱印をいただくこともできるようになっていた。

せっかくだから、帰る前にここでお参りして行ったのだった。

ちなみに、この後に中社にも寄ってお参りしておいた。

ふらっと来た割に充実した時間を過ごせた戸隠神社だった。

戸隠神社 奥社