「自分を変えるノート術」しっかりと時間を確保して、考え抜く
「自分を変えるノート術」を読んだ。
この手のノート術や手帳術といった本には目がなくて、これまでもいろいろな本を読んできた。
本書を読んでみようと思ったのもその一環だ。
そして、本書で主張していることも本質的にはこれまで読んできた本と同じようなことだったと思う。
つまりは、
- しっかりと時間を確保して
- 考え抜くこと
をしましょう!ということだ。
本書で訴えているのは、「しっかりと時間を確保」するために一人合宿をして、「考え抜く」ためにノートに書こう、ということなのだと思う。
一人合宿
一人合宿と言っても、いきなりホテルを予約して泊まり込むまでしないでいいから、まずはカフェに行って、30分でもいいから考える時間を取るところから。
そのときに持っていくのは、まずはノートとペン。カフェで飲食するなら財布もいるだろう。あえていうと付箋くらいは持っていってもいい。
スマホやパソコンは持っていくべきではない。それは考える邪魔をするから。
考えているときには、一切の雑事をしないのがポイント。だから、メールチェックなんかしてはいけない。
ストイックに感じるかもしれないが、考え抜くためにはこのくらいやった方がいい、ということだろう。私もそう思う。
ノートにとにかく書く!
また、本書はノート術とタイトルにあるが、ノートに書くためのノウハウはほぼ扱っていない。
ページの上に日付と時刻、タイトルを書くくらい。あとは箇条書きでガシガシ書いていく。
もちろん、ノートに書き出していくためのノウハウは色々あるんだけど、そんなことはいいからとにかく書こうよ!ということだ。
体裁なんてどうでもいいから、頭の中にぐるぐる渦巻いているワードをどんどん書き出していくことで、頭の中がスッキリしていく。
頭の中がスッキリしていくと、ようやく重要な課題について考えることができるようになる。
そういう時間を、ちゃんと取っていますか?というのを問われているのだ。
個人的には、ノートに書き出す際に、どんなテーマを立てるか、が重要だと思った。
まずはそのテーマに沿って考えていき、もしかしたら違うところにたどり着くかもしれない。あえて結論も出さなくていい。とにかく、考えることが大事なのだから。
テーマ、トピックを考える (考えるためのネタ)
本書には、考えるためのテーマの例がいくつか挙げられているし、なんなら「どんなテーマを立てるか?」というテーマを立てて、ノートに30分向かってもいいだろう。
もし書くことができなかったら、「書くことができない」ことに注目したらいい、ともあった。
それはテーマの設定が漠然としているからかもしれないし、そもそもそのことについて考えたことがないのだから、すぐに出てこなくても仕方がないだろう。
おわりに
本書を読んだ中で、真新しいことがあった気はしないんだけど、ちょっと一人合宿をやってみたいと思うようになった。
まあ、田舎なので出かけるのが面倒だし、家の中でそういうスポットを作ってやってみるのがいいだろう。
そう思って、まずは執務室の中で、普段座っているところとは違うスペースの机を使って、あれこれノートに書き出してみた。
それだけでも結構スッキリしたし、気がついたら1時間くらい経っていた。
私にとっては今までもやってきたことなんだから、もうちょっと時間を取ってやりましょうよ、ということなんだけど。
こういう時間を取ることは、やはり重要だと思った。