「ラーメン居酒屋 ととろ亭」佐久一萬里温泉ホテル1階で安養寺らーめんを食べてきた
佐久一萬里温泉ホテル1Fにある「ラーメン居酒屋 ととろ亭」に行ってきた。
ととろ亭はホテルの温泉入口のすぐ側にあり、17:30から営業している。
佐久一萬里温泉ホテルに宿泊したときに、こういうお店があるのだったら夕飯をここで食べてみようと思ったのだ。
店内に入ってみると、ラーメン屋というよりは居酒屋な間取りで、テーブル席もあればお座敷席もあった。
私のような1人客が気軽に座れるカウンター席もあり、店員さんに勧められるまま、私はそのカウンター席に座った。
それほど人は入ってなかったし、座席もゆったり目に配置されていたから、ゆっくりすることができた。
さて、このお店の看板は「安養寺らーめん」である。
ここ佐久市には安養寺というお寺があり、そちらではかなり古くから味噌が作られていたとのこと。
おかげで佐久市は「信州味噌発祥の地」とされているそうだ。
そんな安養寺味噌を使ったラーメンを、佐久市ではご当地ラーメンとしてブランディングしていて、市内ではいくつかのお店が提供している。ととろ亭もその1つのようだ。
そういうことならばと、安養寺らーめん (880円)を注文した。
安養寺らーめんに合わせて、おそらく長野県で最も有名な七味「八幡屋礒五郎」が添えられていた。
店員さんはこの七味の説明をしたかったようなのだが、自宅でも使っている七味を改めて教えてもらうこともないから、「こちらの七味はご存知ですか?」「はい、知ってます」とそっけなく返してしまった。
ラーメンはほどよく甘くて、コクのある味噌ラーメンだった。
麺が普通の中華そばみたいな感じで、一部ひっついていたところもあったりして、麺自体はちょっと残念だったと思う。それほど汁にも絡まないし。
そして、提供されたままの麺と汁を味わったら、おもむろに七味をかける。それも結構かける。
辛いのだけれど、これがうまいのだ。
八幡屋礒五郎の七味は、ただ辛いだけじゃなくて、七味というだけあって本当に風味豊かだと思う。私は大好きだ。
さて、ととろ亭は「ラーメン居酒屋」とうたっているとおり、ラーメンだけじゃなくて、居酒屋メニューもあった。
漬物やサラダもあれば、焼き鳥や唐揚げなんかもあった。
なんとなくだが、ラーメン居酒屋というだけあって、ラーメンが主役で、ちょいちょいつまめるサブメニューという位置づけのものが多かった気がする。
ただ、一人で来てラーメンを食べ、ビール飲みながら、おつまみを頼むほどには食べられないから、どうせなら半ラーメンとかあるとよかったと思う。
このときは2泊したから、1日目はラーメンを頼まず、居酒屋ぽく食べて、2日目はラーメンだけ食べていったのだった。
ホテルにあるレストランの割にリーズナブルな部類で、普通に居酒屋に行くくらいの気分で行けるお店だった。
ホテルから歩いていける範囲で夕食を食べられるお店はそんなにないから、出かけるのが億劫なら、ここで夕食を食べるのも全然ありだと思う。