道の駅 白馬で手打ちそばを食べ、行者にんにく焼豚丼を食べる。犬と戯れ、村男に笑った。
フラッと白馬に行ってみた。白馬はうちから車で2~3時間ほどの場所であり、めちゃくちゃ遠いとも思わないが、ちょっとその気にならないと行く気がしないくらいの距離ではある。
特に目的地も決めずに行ったから、昼食がてら、情報収集も兼ねて道の駅 白馬を訪れる。
お昼時だったからか、そこそこの人混みだった。
それでもレストランはまだ席が空いていたから、息子をそこに座らせて場所取りをしつつ、食券を買いに行った。
食券販売機の隣にお品書きがあり、何にしようか悩む。
なんとなくこういうところに来たらそばを食べるものかと、まずはざるそばにする。大ざる1,100円 (税込み)でいいか。
あとはロースカツやソースカツにも惹かれたが、「行者にんにく焼豚丼」が気になってしまった。奥さんもこれがいいと思ったそうだから、これにした。お品書きにはないけど、大盛りが選べて1,200円 (税込み)だった。
ひとまずこのくらいあればみんなお腹にたまるだろう。
食券を買ったら、息子が陣取っている席に戻った。
それから息子や娘と遊んで待っていたら、まずはざるそばが出てきた。
道の駅の公式サイトによると、
お店のおそばメニューはすべて手打ちです。長野県内の大北地方産のみ使用して自家製粉しています。
お店では見られませんが裏手にそば打ち小屋があり、石臼で挽いております。
とのことで、地粉を手打ちして作っているそうだ。
かなりコシがあって、しっかりと噛みごたえがあった。ここまでよく噛ませるそばは私の中では珍しい。
個人的には結構アリだと思った。本格的だったと思う。
息子は喜んで食べ、娘たちにはあまりお気に召さなかったようだが・・・
歯ごたえがあったからか、結構、お腹に溜まった気がする。
続いて、行者にんにく焼豚丼。
白馬では豚を飼育しているらしく、ちょくちょく豚メニューを見かける気がする。
そんな地元の豚と、行者にんにくが、特製のタレで味付けされていて、これがまたうまかった。ご飯は紫色をしていて、これも白馬の特産品らしい。
なお、行者にんにくは春先に取れる山菜で、にんにくみたいな風味がする草であり、個人的には結構好きな草である。昔は知り合いの畑に自生していたのをもらっていたものだ。それでいてにんにくのようにあとに匂いが残らないのもよい。
肉食な娘たちには豚はよかったらしい。行者にんにくはどう思っていたかは知らないが、パクパク食べていた。
それなりにランチには満足したから、売店でお土産など買いつつ、次はどこに行こうかと思案する。
あんまりこの道の駅 白馬では観光案内をしている感じではなくて、チラシが置かれていたのをチラチラ見たくらいだった。
ある程度の方向性が決まったところで、車に戻る途中、寝そべって暑そうにしている犬を見かける。娘が興味津々だったから、立ち止まって観察していった。
道の駅の敷地内にあるカフェ (名前を忘れた&店頭の写真も撮ってない、、、)の看板犬だそうで、とても大人しい子だった。吠えることもなく、じっと伏せていた。
撫でてもいいとのことだったから、奥さんがやり方を見せて (彼女の実家は犬を飼っていたから、こういうのは詳しいのだ)、娘たちはそれに続いて恐る恐る撫でていた。犬は娘がソフトタッチ過ぎてくすぐったいのか、耳をムズムズと動かしてた。
しばらくそうやって犬と戯れたところで、私はアイスコーヒーとクッキーを買っていったのだった。コーヒーは濃くてしっかり苦味があり、スタバとかで飲むようなスタイルのコーヒーだった。
あと、道の駅のそこかしこで見かけた白馬のゆるキャラが個人的には気に入った。やる気なさそうな感じがいい。
名前は「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世」とのこと。すごい名前なんだけど、要は村男。むらお、と読むそうだ。しかも3世。
白馬だけあって羽があるんだけど、羽はお手製だから空は飛べないらしい。見栄?
ステッカーが何種類かあって、Bサイドレーベルとかで売ってそうだった。ペンやノートなどの文具もいくつかあった。
まあ、いいと思う。頑張って欲しい。彼の公式サイトはこちらのようだ。
そうして腹ごなしもできたところで、道の駅 白馬を後にしたのだった。