放送大学「人体の構造と機能 (’22)」を履修してどうだったか
放送大学で2023年度1学期に「人体の構造と機能 (’22) – 人体の構造と機能及び疾病A」を履修した。
この科目を履修してみてどうだったかを振り返ってみる。
まず、この科目を履修しようと思ったのは、この前の学期に「神経・生理心理学」を履修したのがきっかけだ。
神経・生理心理学では、中枢神経系や知覚系などといった、心理の拠り所となる人体機能について扱っていた。
そういった内容を学んだことで、もっと人体のことを学んでみたいと思ったのだ。
そんなことを思いながらシラバスをめくっていたら、「人体の構造と機能」という科目があることを知って、まさにこれじゃね?と思った。
しかも、公認心理師のカリキュラムに指定されている科目ではないか。
これはもう履修しとけというお達しだと思って、履修することにしたのだった。
さて、実際に履修してみてどうだったかというと、期待通りのことを学ぶことができたと思う。
「神経・生理心理学」はどちらかというと心理の拠り所になる中枢神経系などにフォーカスしているのに対して、「人体の構造と機能」は人体全般を扱っている。
骨格や筋肉、腎臓や肝臓、肺といった臓器そのものの構造や機能、循環器や呼吸器、消化器といったシステムについて学ぶことができた。
おかげで、「病院ってこうやって科が分けられていたのね!」とようやくわかったものだ。
いや、昔は外科と内科の違いもよくわかってなかったし、循環器とか泌尿器って具体的に何のこと?とか思っていたのである。あんまり病院にかかってこなかったから、本気で「消化器外科」とか言われても何をしてくれるところかわかってなかったのだ。
実に実生活の中で役に立つ科目であったと言えよう。
一通り学んでみて、各臓器のおおよその機能とか、構造はつかめたけど、流石に各種ホルモンとか酵素とかまでは覚えきれなかった。
ただ、人体の仕組みというか、機序というか、例えば、「風邪を引いたら熱が出るのはこういう仕組みだったのね」というのがなんとなくでもわかったことは大きい。
あと、免疫系を学ぶときには「はたらく細胞」というマンガがめちゃくちゃ役に立った。あれのおかげで赤血球とか白血球とか色々覚えることができたし。
人体というのは、これからも一生付き合っていくものだから、本科目を学んだことで、人生で役に立つ知識を得ることができたと言えるだろう。
そういう意味では、多くの人におすすめできる科目だと思う。
これからも引き続き、人体の構造や機能について学んでいきたい。