自作マシンを組むことで、デスクトップパソコンを再定義した
今年は10数年ぶりに自作パソコンを作ってみた。
なんとなく自作なんてしたら面白いんじゃないかと思うようになったのだ。市販のパソコンに満足できそうになくて。
昔はデスクトップを何台も自作していたこともあって、やろうと思ってからは早かった。パーツを買いに行けるようなお店は近くにないが、今やAmazonなどで全部買えてしまう。便利だ。
久しぶりにパーツを選定するのは楽しかったし、組み上げるのも楽しかった。ちゃんと動いているし、やってみてよかったと思う。
こうしてデスクトップを数年ぶりに自作マシンにしたことで、デスクトップに対する考え方が変わった。
市販のパソコンなら定期的にごっそり買い替えるわけだが、自作パソコンはパーツごとに買い替えが可能になる。
ちょっと予算ができれば、部分的にバージョンアップしていくことができるわけだ。
昔はそういう感覚でパソコンを使っていたんだけど、長年そんなことも忘れていた。
今回は予算をケチることにして、GPUとSSDは流用することにしたが、それ以外は新しいパーツで組み上げている。
そのため、今でも程よいものがあればGPUとSSDは買い替えを狙っていたりする。
ただ、GPUはすでに私の用途的にはオーバースペックとも言えるし、SSDはこれより早くなっても体感的にはそんなに変わる気がしない。要するに、別に買い替えなくても快適なのだ。
それでも欲しいと思うのは、そこに自作パソコンがあるからなのだろう。
市販のパソコンだと、買い替えるには10数万といった予算を組む必要があるが、パーツごとであればもっと柔軟に対応していける。
1万くらいならSSDにしようかとか、6~7万出せるならGPUにしようかとか、そういう感じだ。期末の予算消化にいいかもしれない。
長らく使っていくなら、そうやってパーツを組み替えながら使っていくのがいいだろう。そして、組み替えて余ったパーツを使ってまた1台組むようになるのかもしれない。沼が見える。
そんな感じで、もう何年も面倒くさい気がして避けていた自作パソコンに踏み切ったことで、デスクトップパソコンに対する考え方がガラッと変わってしまった。
来年には早速、何か新しいパーツを買って組み替えている気がする。予算消化のため止む無く、とか言い訳しながら。それもまた楽しいのだろう。