放送大学で認定心理士の道~申請編~
日本心理学会が発行している資格「認定心理士」に合格するには、いくつかの要件がある。
私の場合は、以下の要件を満たせば認定心理士の審査に進めることがわかっていた。
- 大学を卒業していること
- 所定の科目の単位を取得していること
私は20年ほど前に大学は卒業していたから、要件の1つ目はクリアしており、あとは要件の2つ目をクリアする必要があった。
よって、放送大学ではこの2つ目の要件をクリアするために学習を積み重ねてきた。
放送大学でどんな風に学んできたかについてはこちらの記事に詳しく書いてある。
この記事では、上の要件を2つ満たしたあとに何をやったかについてまとめる。
直接、日本心理学会に申請する
認定心理士の資格を申請するのは、放送大学ではやってくれない。自分で資格発行元の日本心理学会に申請する必要がある。
申請方法としては大きく次の2つがあって、
- 郵送による申請
- 電子システムによる申請
だったが、私は迷わず電子システムによる申請を行った。そっちの方が簡単そうだったからだ。
ただ、電子システムによる申請をするにしても、証明書の類は郵送する必要があって、完全に電子的に完結するものではなかった。
つまり、大まかには、
- 電子システムで所属や学歴などの情報を入力する、審査料を入金する
- 各種証明書を郵送する
という工程があった。
認定心理士申請システムから電子申請する
電子システムは「認定心理士申請システム」というそうで、そのものズバリな名称。日本心理学会のHPからたどり着けるようになっている。
そちらのシステムでアカウントを作成し、所属や学歴などの情報を入力していく。
申請項目の中に、「どの科目の単位を修得したか」を入力するところもあるのだが、ここで放送大学のシラバスとデータ連携されていて、リストから選んでいくことで入力できた。多分、ここが電子申請のいいところだ。
とはいえ、科目名は同じなんだけど修得年度が違っていたり、似たような名前の科目が出てきたりと、入力していて意外と悩んだ。これで合ってるよな?なんて確認しながら入力した。
どの単位を修得したかは証明書を送るんだから、それを見てくれればいいじゃん?と思わないでもなかった。
証明書を取得、郵送する
郵送する証明書は、申請に必要な要件を満たしていることを証明するものだから、
- 大学を卒業していること → 卒業証明書
- 所定の科目の単位を取得していること → 成績・単位修得証明書
の2つが必要だった。
卒業証明書は、かつて卒業した大学から取得した。我が母校では、最近はコンビニのコピー機で卒業証明書を発行できるようになっており、手軽で安かったからその方法で取得した。便利!
成績・単位修得証明書は、放送大学の学習センターから取得した。私が所属している長野学習センターに行くのは大変だったから、郵送で対応してもらった。申請書と小為替と返信用封筒を入れて送って~みたいな手続きであり、結構、面倒くさかった。1週間くらいかかったし。
放送大学への手続きあたりは、「認定心理士資格取得の手引き」や、学習センターから送られてきている「学習センター利用の手引」を確認しながら申請した。
証明書の取得には時間がかかるので、早めにやっておくべし。何なら認定心理士申請システムに入力する前からやってもいいだろう。
審査料を入金する
必要な情報を入力して、証明書を郵送したら、審査料の入金だ。
審査料の入金は、認定心理士申請システムからできる。クレジットカードによる決済にしか対応してないけど。
私はそれで困らなかったからクレジットカードで決済した。当時の審査料は11,000円ナリ。
あとは審査を待つ
審査料を入金したら、ちゃんと入金されましたの旨がメールで届く。
あとは審査会を待つのみである。
審査会は年4回ほど行われているようで、私の場合は8月末には申請が終わっていて、10月の審査会にエントリーされた。
どの審査会にエントリーされるかは締め日によるようなので、とにかく早めに申請してしまうのがよいだろう。
申請を受け付けましたとか、どの審査会にエントリーされましたとか、審査に合格しましたなどの情報は都度メールで届くから、震えて待て。
認定料を入金する
審査に合格したら、認定料を入金する。
これも認定心理士申請システムから、クレジットカードで決済できる。
当時の認定料は30,000円だった。
「審査に合格しました」通知メールが来るなり入金した。
入金してはじめて次の手続きに進められるから、早くやった方がよいだろう。
認定証が届く
審査料を入金したら、2週間ほどで認定証が届くとのこと。
・・・だったんだけど、私の場合は1ヶ月ほどかかった。
同時期の申請が多かったんだろうか?ちょうど学期の切り替わりの時期だったし。
まあ、とにかく認定証が届いてよかった。
認定証は想像していたより随分と豪華な装丁だった。所有欲求を満たしてくれそうだ。
おわりに
認定心理士の申請にあたって、私が実際にやった手続きをまとめてみた。
証明書の取得/郵送や、修得した科目の入力などは若干、面倒くさいものではあったが、基本的には認定心理士申請システムに従って入力していけば特に問題なく手続きを進めることはできた。
多少面倒なことはあれど、審査会は年4回くらいしか実施してないようだから、とにかく早め早めに手続きを進めていくのがいいだろう。特に、証明書の取得や郵送には時間がかかるかもしれないから、すぐ動いた方がいい。
書類の不備などもなくて、無事に一発で審査に合格できてよかった。