放送大学で認定心理士の道。2年半と30万円くらいかかった。

2024-01-06

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。

放送大学に入学し、心理学の学習をはじめてから2年半で「認定心理士」の資格取得要件を満たし、審査に合格した。

認定心理士 認定証 カバー

これまでを振り返って、私が放送大学をどのように使って認定心理士になったかをまとめてみる。

認定心理士の取得要件

まず、認定心理士の取得要件についてだが、私の場合は以下の条件で要件を満たせそうだった。

  1. 大学を卒業していること
  2. 所定の科目を履修し、単位を取得していること

私はすでに20年ほど前に大学を卒業しているから、条件1.はすでに満たしていた。

よって、放送大学では条件2.の「所定の科目」を取っていけばよかった。

「認定心理士 資格取得の手引き」を熟読

放送大学では認定心理士の資格を取得するガイドとして、手引きが用意されている。

放送大学 認定心理士資格取得の手引き

先の資格取得要件なんかももちろんこの手引きに書かれている。

手引きそのものは放送大学のHPからPDFファイルをダウンロードできるから、興味があれば見てみるとよいだろう。

さて、私は「所定の科目」を履修すればよかったわけだが、具体的にどの科目を履修していけばいいかを計画する必要があった。

認定心理士の要件としては、ただ心理学っぽい科目を上から順に取っていけばよい、というわけではなく、「この領域からn単位」「この領域からm単位」というふうに定められていて、要は取得すべき科目には組合せがあるのだった。

そこで、どう組合せればその要件を満たせるかを考える必要があった。

放送大学では「認定心理士単位表作成ツール」なるものが提供されており、こちらを使用することでどう組合せればよいかがわかるようになっていた。ツールはWebで提供されていて、ブラウザからポチポチと科目を入力してけば、その組合せで要件を満たしているかの判断ができた。

放送大学で認定心理士になるための単位取得表

まずはこのツールを使って、履修していく科目を計画した。

なお、学期ごとに、実際に履修した科目のアップデートをしていて (何年度に取得したかも入力するようになっていたし)、次の学期に履修する科目は残ったものから選んでいった。

次は何を履修するか?

計画では取得する科目のリストアップまでできたわけだが、あとはどれをどの順番で取っていくかを決める必要があった。

また、1学期あたり何科目まで取れそうかも検討する必要があった。

たくさん取れば早く要件は満たせるけど、勉強する分量がその分増えるわけで、期間内にやりきれない可能性もある。

基本的には興味ある科目から取っていくことにしたが、あんまり興味のないものも中にはあったり、似たような領域 (にタイトルからは見える)ものもあったりしたから、その辺はバランス良く取っていった。

興味のない科目ばかりで半年勉強するのも辛いだろうから。

1学期あたりの科目数については、2〜5科目を試してみた。私のライフスタイル的に何科目ならそんなに無理がないかを確認していった感じだ。

結果的には、4科目くらいが妥当だった感じがする。5科目はキツかった。

あとは面接授業が曲者で、抽選があるから取りたいと思って取れない可能性もあるから、早めに取っていくことにした。実際、最初のころに必要な4科目全部を申請してみたけど、2つしか取れなかった。

面接授業を履修したら、学習センターまで行って2日間の授業を受けた上で、事後レポートを作成することになるため、これはこれでそれなりの時間を要した。個人的には楽しかったからよかったけど。

結果的に、私のペースだと2年半 (5学期)で必要な単位を満たしたのだった。

学費

学費についてもまとめておきたい。

要件を満たすには約20科目+αくらい必要だから、ざっくり30万円くらいはかかる。

私は最初の1年を選科履修生で過ごし、2年目から全科履修生になったので、若干、入学金や審査料などの費用が上乗せとなっている。それでも30万円弱くらいだった。

なお、放送大学は学期ごとに、履修した科目の数で課金される仕組みであり、一気に30万円を入金する必要はない。

1学期ごとに、何科目を履修するかで学費を調整できることもあって、学費の金銭的負担はそこまで感じなかった。

個人的には、放送大学で学ぶことは、学習費用としてはかなりコスパがよいものだと思う。

学期中は履修した科目をとにかく学習する

計画通りコトを進めていくには、とにかく1科目でも合格して単位を取得することである。

幸いこれまで単位を落としたことはなくて、計画通り進めていくことができた。

学習計画はそれほどちゃんと作っているわけではないが、かれこれ3年近く放送大学の学習は続けられており、1日の生活時間の中に学習時間を織り込んでいくのがいいんじゃないかと思っている。

おわりに

放送大学をうまく活用しながら心理学を学んできて、認定心理士の資格を取ることができた。

認定心理士 認定証 カバー

資格があるからどうこうってのはないのだけれど、積み重ねてきたものが形になった感じがしていて、これはこれでよかったかな、と思っている。

本棚を見ると、これまで学んできたことの物量がちょっと誇らしい。

放送大学で学んできたテキストたち

なお、目標の1つは果たしたわけだが、放送大学にはまだ数年は在学できるし、学びたいことはまだまだあるから、引き続き放送大学で勉学に励むつもりだ。

放送大学心理学

Posted by junchan