学会に参加することで、最近の研究のトレンドや、自分の興味の向く分野を知ることができた
先日、「産業・組織心理学会」の大会にはじめて参加してきた。
私がこの学会に入会した理由が、もっとこの分野について学びを深めたいとか、最新の研究のトレンドを知りたいとかであったので、このイベントにはぜひとも参加した方がよいと思っていた。
実際に参加してみたことで、このあたりのことは満たせそうな感じがしたので、思い切って行ってみてよかった。
論文集を読んだり、発表を聞いたりしていた中で気になったテーマがいくつかあったし、トレンドも見えてきたきがした。
例えば、今回はリモートワークに関する研究がいくつか発表されていた。
ここ2~3年で急速に広まったリモートワークだが、それをやってみてどうだったか?という視点の研究もあれば、リモートワーク時代に求められるリーダシップに関する研究もあった。
コミュニケーションの形が変わったことで、仕事のあり方も変わり、リーダシップに求められるものも変わった。
そんな中で、どんなふうに働いていけばよいのかを示唆していたと思う。
シンポジウムでもリモートワークに関するテーマが取り上げられていたし、多くの興味を引き寄せているテーマなのだろう。
他に気になったキーワードとしては、
- 生涯学習、学び直し
- キャリア
- 心理的安全性
などもあった。
こうやって意識に引っかかったものから論文や書籍を探し、知見を深めていけばいいのだろうか。
私が人に何か教えたり、チームの管理をしたりすることを生業としていることもあって、これらのキーワードは意識に上ったのだろう。
あとは、私のようなフリーランス的な働き方をしている人に関する研究はほとんどないというのも気になった。
それこそ、リモートワークをしているフリーランスを対象とした研究なんてなかったのだ。
いわゆる会社員をベースとした組織や労働者を研究対象にしている感じがしていて、そこから外れている私としてはちょっと違和感を感じたのだ。いや、一応、私も会社員なんだけどね。
もしかしたら、この学会の中では、まだその領域はあまり研究が進んでいないのかもしれない。
全体で見ると、ほとんど興味のわかないものもあれば、すごく気になるものもあることがわかったのも収穫かもしれない。
自分の方向性が、少しでも見えた感じがしたという点でよかったのだと思う。
こうやって新しいところに足を踏み入れていくことで、新しい知見が得られることが楽しい。
自分なりに、興味の赴くままに、研究をしていきたいと思った。