約20年ぶりに学会に参加。得るものはあったし、有意義な時間になった (産業・組織心理学会 第37回大会)。
「産業・組織心理学学会」第37回大会、というのに参加してきた。
産業・組織心理学会には今年度になってから入会していて、その学会で論文発表会があるというので行ってみたのだ。
心理学について更に学びを深めたいと思って本学会に入会したのだから、このイベントは見過ごせない。
学会に参加するのも約20年ぶりだし、当時とは全く畑違いの場所に行くのだから、どんなものか興味津々だった。
なお、今回の大会は関東学院大学 金沢八景キャンパスで行われた。
私が大学に疎いので、どういう特色のある大学なのかはわからなかったが、そういう場所に行ってみるのもいい経験である。
初参加だから、どんなふうに過ごせばよいか手探り状態だったので、ひとまず学会に参加するにあたって、どの論文発表を見るかは事前に論文集を見ながら目星をつけていた。
4~5つの発表が同時並行で行われるため、興味があるものを見に行ってきた。
ただ、実際に発表を聞いてからわかったのだが、近しいテーマの研究を同じ部屋でまとめて発表するよう編成してくれていたようで、もしかしたら同じ部屋にずっといて、連続で聞くのもよかったのかもしれない。
というのも、案外時間通りに進行が進んでなかったりして、各部屋の進行を務める座長によってタイムスケジュールが調整されていたので、質疑応答の時間に途中抜けすることになったりしていたのだ。
このあたりはまた参加するときに考えておいてもよいかもしれない。
論文発表はなんとなくイメージが付いていたのだが、ポスター展示とシンポジウムがどんなものなのかがわからず、ひとまず参加してみた感じだった。
ポスター展示は研究者と直接話ができるから、あれこれと聞けて面白かった。発表だとどうしても一方的に聴くだけになるし、質疑応答の時間なんてあってないようなものだったりして、気になることがあっても解消しないというフラストレーションがあったのだ。
シンポジウムはもっと討論会のようなものをイメージして行ったのだが、あんまりそうはなっておらず、パネラーの研究テーマのダイジェストを聞いていた感じだった。気分的には論文発表と同じようなものだった。これがもともとそういうふうにプログラムされたものだったのか、あるいは時間配分がうまくいってなかったのか、実態は不明である。
シンポジウムは初日と2日目にそれぞれあったのだが、初日は帰りのバスがなくなるので途中退出したし、2日目は残り5分で質疑がはじまるとかで、もう次のセッションで聴きたい発表があったから途中退出した。
シンポジウム途中退出しすぎ問題である。
そして、2日目に関してはその後の進行を遅らせるという判断になり、途中抜けした意味がなかった。。。
まあ、大体ポスター展示というのはこういうもので、シンポジウムというのはこういうもの、という感じは掴めたと思う。
総じて、この学会の大会というのはこういう感じのことをやっている、というのがわかったかな。
論文発表を聞いていて、さっぱりわからないということもなくて、それぞれでなるほどなーと思いながら聞くことができた。
基礎的な知識は放送大学で学ぶことができていて、それが役に立っているということだろう。
もちろん、全く知らないこともあったりして勉強になった。
なお、今回の会場となった関東学院大学 金沢八景キャンパスだが、金沢八景駅からの交通手段がバスなのだけれど、土曜日は減便になるし、終バスも早くなるし、日曜日はバスが運行してないしと、もうちょっと交通の便がよい場所だったらよかったなー、と思った。贅沢な話だけど。
あと、土日は大学の食堂もやってないし、大学の周りで食べられそうなところが見当たらなかった。ここはある程度予想していて、事前にパンなどを買ってから会場入りしたのでなんとかなってよかった。
そんな感じで、飛び込みで学会に参加してみたんだけど、得られるものは色々あったから、有意義な時間になったと思う。
疑問に思ったことやもっと知りたいことも出てきたから、できそうなところから調査していこうかな。
2日間通って結構疲れたけど、いい刺激になった。